自閉スペクトラム症(ADHDあり)の息子との日々を記録します

息子は現在6歳、小一。ゆっくりではありますが、息子なりの成長を見せてくれます。大変な事も多いですが、楽しい事も沢山あり、毎日それなりに幸せに暮らしています

ベストな環境を与えたい!来年、転園するか在園するかを進路に迷う

息子が自閉症スペクトラム(疑い)となると、保育園・幼稚園についても一般的な考えとは大きく異なってきます。

 

息子の性格を考え、快適に過ごせ、成長を促せる環境を親が見極める必要が出てきました。

 


1.現在と過去の状況

まず来年の話の前に、過去と現在の状況をお話しさせてください。

私の住む町は保育園激戦区のため、希望する認可保育園には入れなかったので、息子は1歳4か月から認可外保育園に預けています。

認可外保育園と言っても、認可保育園に併設された認可外保育園なので、園庭もあり、年間行事も様々で、認可保育園の雰囲気に限りなく違い認可外保育園です。


(因みに私は自営業で現在は在宅にて時短勤務中です)

 

1-1.新しくできた認可保育園に転園する

去年、年度の途中で、新しくできた認可保育園に行けることとなり、転園したのですが、新しくできたばかりということもあって、保育園の体制が全く整っていませんでした。

本来は見学に行ってから申し込むべきだったのですが、申し込みの時にダメ元で一応書いた保育園でした。

(大切な子供を見学もした事ない保育園に預けようとした事は私の落ち度だと反省しています)

 

新設にあたり、急きょ保育士をかき集めたのでしょう。

いかにも新卒という感じのお若い保育士さんばかりで、ベテラン保育士さんはほとんどいらっしゃらなく、保育士さん達が手探り状態でバタバタされている様子が保護者の私から見ても明らかでした。

 

担任の先生からは「他の1歳児はみんな自分でごはんを食べているけど、息子さんは自分で食べれない、すごく手がかかる」とか「他の子供はパンをかじっているのに、むすこさんはパンすらかじれない」など困っている様子を日々告げられました。

 

今思えば、息子は自閉症スペクトラム(疑い)なので他の園児に比べたら手もかかり、ご迷惑もお掛けいたでしょう。

でも、最初に行っていた保育園ではどんな時も暖かい目で見てくださっていて、他の園児と比べられたことなど一度もなかったので上記の対応に驚きました。

 

息子も新しい保育園には全く馴染めず、慣らし保育期間中に迎えにいっても、常に泣いていました。

泣いている息子含め、それ以外に泣いている他の園児3人の合計4人を、新米保育士さんお一人が、うんざりした顔でなだめている様子を見て、「もうここには預けられないな」と思い、入園4日目で辞めさせることを決意。

 

1-2.元の保育園に戻らせてもらう

 

ダメ元で元の保育園の園長先生に経緯をお話しして、戻らせてほしい旨を相談したら、快くOKしてくださりました。本当に感謝しています。

 

この保育園の先生たちは誰一人、息子を困った子供扱いする先生はいらっしゃらず、息子の困った行動などにも、おおらかな気持ちで接してくださっています。

 

こんな素晴らしい保育園だから、小学校入学までお願いしたい気持ちもあるのですが…

 

今は2歳児クラスで、園児6人につき一人の先生が付いてくださっています。

大体2~3人くらいの先生がいつもついてくださっているようです。

そして、お遊戯などの集団行動の時は、大体、息子はどなたか一人の先生に手をつないでいただいていることが多いようです。

 

2.公立保育園に転園

 

来年3歳児クラスになると、今より先生の数がぐっと減ります。

国の配置基準だと、園児20人につき先生が一人。

 

今の保育園では園児15人につき、先生が一人だそうです

仮に園児が20人になると、先生は二人となり、今年度は園児20人ほどで先生が二人付いているそうです。

 

園児の数次第ですが、場合によっては先生お一人もあり得る。

そうなると、先生は手一杯で、息子はひとり取り残されるのではないかと危惧しているのです。

 

ここで思うのが「加配」です。

私の住む市では公立のみ加配を付けることができるそうです。

 

しょうがい者枠というのは存在せず、まずは入園して、その後に園児の状態により、保育園側が加配を付けるかどうかを決め、その後に市の審査があり、加配が必要と判断されてようやく加配が付くことが決まるそうです。

 

ひとり園児にひとりの加配が付くことは、なかなかないようで、加配が必要な園児数名に対して加配の先生が一人という場合が殆どなんだそうです。

 

今の認可外保育園では加配は絶対につかないので、公立の保育園に転園させた場合、息子の状態によっては加配がつくこともある。

つまり、加配が必要な状態の場合、それに対応できる環境に置けることが最大のメリットです。

 

でも、過去の転園トラブルを考えると、息子にとって転園はハードルが高いのか?

それとも以前に転園させた保育園がダメすぎて、息子は適応できなかっただけで、体制の整った保育園では息子も少しずつ適応できるのではないか。

 

現在、自宅から通える公立の保育園4園すべて見学にいき、どの園もすばらしい保育園でした。

 

少し話はそれますが、保育園に入るための選考は、家庭状況をポイント化した「点数」によって行われます。

私の住む地域では夫婦共にフルタイム勤務だった場合は25点ですが、この25点では人気の園に入れないのです。

 

でも、ほとんどの人が25点未満です。
だから他に加点があり、25点以上の点数になると、ぐっと入りやすくなるそうです。

 

\良い情報を得ることができました/

市役所に問い合わせたところ、療育に通うための、「通所受給者証」があれば、プラス2点となるそうで、現在の25点+2点で27点となり、希望する園に入れる確率がぐっと上がるのです。

 

※行政に提出する書類として「通所受給者証」の他に「療育手帳」などでも可能です

※「通所受給者証」は例えば自閉症と診断されていなくても、「自閉症疑い」という段階でも発行してもらえます。

※現在は私は時短勤務ですが、数年後にはフルタイム勤務に戻る予定なのでフルタイム勤務扱いの点数がいただけます。

 

3.療育園に転園

 

私の住む地域では療育園といわれる施設が1か所あります。

見学に行きましたが、まず定員に対して倍以上の応募数があり、なかなかの倍率です。

重度の子供が優先されるようです。

言語療法士作業療法士によるマンツーマンレッスン30分が月に1~2回あり、それ以外は園児10名ほどに対して職員6人ほどがついてくれるそうですが、息子には手厚すぎると感じました。

息子には自立心や、他の子供さんからの刺激や触発も大切な気もします。

 

4.幼稚園に転園

息子は来年、年少の年ですが、私の住む市では、ほとんどの公立幼稚園は2年保育となります。

数が少ないですが、私立幼稚園は3年保育がありますが、私立は加配が付きません。

 

よって、来年から幼稚園という選択肢はほぼゼロかと思います。

 

あり得るのは来年一年は今の保育園、そして年中の再来年に公立の幼稚園に転園はあり得るかもしれません。

 

5発達障害児に適しているのはどっち?

5-1.幼稚園のメリット

日々時間割があり、お勉強の時間もあり、座ってじっとしてる時間が長いと聞きます。

また夏休みなど長期のお休みがあるので、生活リズムが崩れたり、せっかくできるようになっていたことを忘れてしまったりしないかという不安もあります。

5-2.保育園のメリット

お昼寝の時間もあったり、自由に遊ぶ時間も幼稚園より多く、あまり時間に縛られずにのびのびしてます。全体的に良い意味でゆるっとしているイメージ。

 

こう書くと保育園のほうが良さそうな気もしますが、将来、小学校で普通学級に行かせたいと考えた場合、今から座ってじっとする練習をさせたほうがいいのではないかという気持ちもあります。

 

 

以上、各自治体により異なる部分も多いかとは思いますが、現在の私の頭の中をまとめてみました。

現在7月、10月~11月頃には申し込みをしなければいけません。

息子にとってベストな道をじっくり考えたいと思っています。