自閉スペクトラム症(ADHDあり)の息子との日々を記録します

息子は現在6歳、小一。ゆっくりではありますが、息子なりの成長を見せてくれます。大変な事も多いですが、楽しい事も沢山あり、毎日それなりに幸せに暮らしています

初めての場所・事、興味を示さなくても嫌いなわけではない

2歳8か月の自閉症スペクトラム(疑い)の息子は、運動面の発達も遅く、滑り台・ブランコなどの遊具を一人でする事ができませんでした。
公園にいっても砂場遊びばかりで、どんな小さい滑り台もひとりでは滑れませんでした。

 

数か月前に、運動になればとピュアキッズ(大型室内公園)に初めて連れて行ったのですが、ビッグスライダーやボールプールなど楽しそうな遊具に全くと言っていいほど興味がない様子。

抱っこして数回滑りましたが、楽しそうにする様子もなく、コインゲームのほうにばかり行ってしまいます。

迷路や砂場すら怖がり、その日は諦めて帰り、もう行くこともないと、入会したばかりの会員カードも破棄してしましました。

 

その後、発達支援センターでの療育の先生が、息子が水遊びをする様子を見て、「息子さんは初めての場所や、初めての事・見通しが立たないことについて、警戒心が強い。

初めての場所・事をした時に興味を示さないから言って、嫌いなんだと決めつけてしまわず、少しずつ慣らすように」とのアドバイスをもらいました。

 takaramono.hatenablog.jp

そのアドバイスから、慣れが必要なのかと、2回目にも挑戦しました。

今度はパパも一緒に行き、パパに抱っこしてもらってビッグスライダーを滑る作戦を組み、何度か試みますが、1回目よりは多少マシかな程度で、やはり楽しむまでは行きませんでした。

その他にも一通りの遊具で遊ばせますが、あまり興味がもてないようで、コインゲームばかりしたがりました。

 

そして、今日3回目に行って来ました!

やっぱり最初はコインゲームのほうに行きたがりましたが、一回目来た時に怖がった迷路に挑戦してみたところ、手をつないで何とか一緒にゴールにたどり着けました。

 

次に空気の入ったビッグスライダーなどの大きな滑り台もしてみましたが、中が空気のため足元が不安定で息子もまだ怖いようでしたが、別の遊具のアスレチックマウンテンと呼ばれる↓、手足を使って登り滑れるアトラクションを試してみた所、少し怖がりながらも一緒に手をつなぎ登り、抱っこして滑ると楽しそうにしています!!!

 

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↑今回息子が遊んべるようになったアスレチックマウンテン。滑り台はゴムなのでよくすべります。

 

私も嬉しくなって、何度も何度も一緒に登っては滑りを繰り返しました。

何度も繰り返すうちに、抱っこして滑るのではなく、手をつなぎ、横に座って滑ることもできました。

そして、最後には、ひとりで上まで登っているではありませんか!

 

もう、その姿を見て感動すらしました!!

怖がりな息子がこんなところにひとりで登ったなんて!!

その後、ひとりで登ったは、ひとりで滑れないわで息子が困った表情をしていたので、すぐに追いかけて、一緒に滑りましたが、これはとても大きな進歩です。

 

療育の先生のおっしゃる通りでした。

初めての事に興味を示さなくても、それが嫌いなわけではなく、慣れさせる必要があるのだということが、よくわかりました。

 

これからしばらくピュアキッズ通いが続きそうです。

 

しかし、定型発達の子供なら滑り台なんて1歳児でも普通に滑っていますが、発達しょうがい児は本当に手がかかります。

滑り台を滑らせることすら、こんなに時間・手間がかかるのですから。

 

でも、できた時の喜びもひとしおです。

諦めないでよかったと思えた出来事でした。