自閉スペクトラム症(ADHDあり)の息子との日々を記録します

息子は現在6歳、小一。ゆっくりではありますが、息子なりの成長を見せてくれます。大変な事も多いですが、楽しい事も沢山あり、毎日それなりに幸せに暮らしています

オーソモレキュラーを始めることにしました

ADHDなどの発達障害に下記の本に紹介されている栄養療法があることは以前から知っていました。

 

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薬に頼らず子どもの 多動・学習障害をなくす方法 [ 藤川徳美 ]
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本の内容は、ざっくりまとめると「タンパク質と鉄分を沢山摂取し、糖質を抑える」ことにより、多動などが改善されるという内容の本です。

 

正直、半信半疑だったので、息子に負担のかかるであろう糖質制限は全く実施せず、プロテインを与える、鉄分の入ったマルチビタミンを与えるということのみを半年以上行っていました。

 

何せ、初めから疑ってかかっていたので、じっくり読まず、なぜタンパク質が必要なのか、なぜ鉄分が必要なのか、なぜ糖質を控える必要があるのかという事はあまり理解せず、ただただ、プロテインと鉄分を与えていました。

 

そのためか、特に効果は実感できず…

 

でも、最近こんなことがあり、凹んでいました↓

 

takaramono.hatenablog.jp

そんな時、この本↓と薬に頼らず子どもの 多動・学習障害をなくす方法 が手元にあったので、改めてこの二冊をじっくり真剣に読んでみました。

 

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発達障害は食事でよくなる (青春新書インテリジェンス) [ 溝口徹 ]
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■なぜタンパク質や鉄分が必要なのか■

ADHDの人は、ドーパミンやノンアドレナリンといった脳内神経伝達物質がかかわっていて、この神経伝達物質は、タンパク質、ビタミンB群や鉄の栄養素が合成に必要。

 

■なぜ糖質制限が必要なのか■

→白米や小麦などを食べると、血糖値が上昇する。その血糖値を下げるために、インスリンが大量に分泌されるため、低血糖になり今度は血糖値を上げるホルモンが分泌され、それらのホルモン合成にビタミン・ミネラルが使われてしまう。

 

その他にも、息子の癇癪は夕方に多く、早朝覚醒が時々あるのですが、

→早朝と夕方(16時頃)に低血糖になりやすく、体の疲れがとれず、朝がだるい、睡眠の質が落ちることが起きる。

 

■息子は赤ちゃんの頃から便秘体質で、うんちはいつもコロコロうんちでした。

グルテンを含む小麦・カゼインを含む乳製品は、3つの問題点がある。

・腸の炎症を引き起こす

・腸内で麻薬様物質のように作用すること

・全身の細胞に毒性物質がたまりやすくなること。

 

などなど、その他にも息子に当てはまる事が多数書いてあったのでした。
そして、すがる思いで本格的に実施してみようと決めました。

 

幸い、自宅からそう遠くないところに、このオーソモレキュラーを取り入れている心療内科があったので、先日、診察に行き、血液検査を行い、今日、その検査結果が出ました。

 

検査は全部で57項目

 

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■息子の血液検査の結果

1.フェリチンは45、ヘモグロビンの容積(MCVとMC)が低く、かなりの鉄不足を意味する。

2.不飽和鉄融合脳が高く、こちらも鉄不足を意味する。

2.グルコアルブミンが低く、低血糖状態。

3.慢性炎症には該当しないため、腸内で炎症は起きていない。

4.おそらくアレルギーはない。

 

息子のフェリチン45、BUN17.5でした。

薬に頼らず子どもの 多動・学習障害をなくす方法  の著者である藤川先生が推奨するフェリチン値とBUNの目標値は、

・フェリチンは100(※男児は50以下だと重篤な鉄分不足)

・BUNは15~20 だそうです。

 

毎日プロテインを飲ませていたのが良かったのか、BUNは合格ラインですが、

鉄分は重篤な鉄分不足という状態。マルチビタミンを飲ませていて、鉄分も入っているはずだったのですが…。

 

■食事で気を付ける事

一番優先する事はタンパク質を増やすこと。

そして食事でも鉄分を意識して赤身の肉などを食べる事。

食事と食事の前に補食を入れ、血糖値の乱高下を防ぐ事。

腸内で炎症は起きていないので、カゼイングルテンに対してはさほど神経質にならなくてよいが、基本はグルテンカゼインは控えめに。

ただし、家庭で出来る範囲で実践したらよい、保育園などでは普通の子と同じでよい。

 

■処方されたサプリ

・B50 (エネルギー代謝クエン酸回路に寄与)

ビタミンD (細胞分化、免疫アップ、 鉱アレルギー)

・キレート鉄27ミリグラム

・液体DHA (脳の細胞膜原料、抗炎症、代謝改善)

 

の4種類でした。

発達障害は食事でよくなる」の著者で、オーソモレキュラー療法の第一人者である 溝口 徹先生の本には安いサプリメントは効果ないなどと書かれていたので、今回出されるサプリの金額をかなり心配をしていたのですが、ひとつ1000~1500円ほどとリーズナブルな物でした。

 

ネットでオーソモレキュラー療法を取り入れているクリニックを検索してみると、

費用が10万円とか15万とか書かれているクリニックも沢山あったのですが、息子がお世話になるクリニックでは、乳幼児等医療費助成制度で検査代もその後の診察代も無料でした。サプリ代のみ実費で、かなりありがたかったです。

もちろん、お高いクリニックとは検査項目やサプリの種類なども違うのでしょうが、ただでさえABAでかなり高額を使っているため、これ以上の出費はなるべく抑えたいというのが正直な所です。

 

因みに私も現在心療内科に通っているので、息子と同じ検査をしてもらいました。

私の検査は3割負担で6000円ほど、

私にも数種類のサプリが処方されましたが実費でも数千円。

私の血液は息子に比べると、さほど問題はなかったようですが、

フェリチン62で鉄不足、BUNも13.2でタンパク質をもう少しとるように。

LDHが低め=ナイアシンが不足=鬱や精神安定に関わるものらしいので、このあたりのサや鉄分、ビタミンCなどのサプリが合計4種類)

 

もちろん、息子と一緒の食事内容で私も高たんぱく、糖質コントロールします。

 

即効性はなく、それなりに時間がかかるでしょう。

ADHDが完全に治るものでもないでしょう。

 

でも、数年後に、「あの頃はADHDの症状がすごく強かったけど、そういえば、この頃随分落ち着いてきたね、療育が良かったのか、何が良かったのか、オーソモレキュラーも良かったのかな」くらいにと思えたらいいな。

 

どんなことでもやってみないと分かりません。

効果があるに越したことはないけど、効果がなければやめればいい。

何が息子に合うのか分かりません、良いと言われるものは積極的にやってみたい。

今はそんな気持ちです。

どうか、どうか効果がありますように。

 

因みに2型糖尿病の夫にも勧めましたが、「めんどくさい」という理由で拒否されました(呆)