心が折れそうになった一日
緊急事態宣言が解除され、保育園、療育、ABA、スイミングといつも通りの日常が戻ってきました。
現在、アットホームで少人数の保育園で加配の先生にしっかりと寄り添ってもらいながら、楽しく園生活を送っている息子ですが、再来年、小学校に入学するにあたり、このアットホームで少人数の保育園から、いきなり1クラス30人前後の小学校に行くのは無理だろうと思い、来年度は小学校の横にある公立の幼稚園に通わせようと思っていました。
でも、これは、普通学級に行かせることが前提の話。
ABAセラピストでもある心理士の先生とも、普通学級に行かせることを一つの目標として2年間頑張ってきました。
しかし、この頃の息子の様子を見ていて、普通学級に行ける気がしないのです。
息子は多分、教え方さえ工夫すれば、どんどん知識は増やしていけると思います。
でも、普通の子供と同じ教え方では理解できない。
全体の指示には従えない。
45分間着席しておくことが出来ない。
入学まであと1年半ありますが、1年半で劇的に良くなるとも思えず…。
支援級に行くのであれば、来年度も今の保育園に通ったほうが、息子のためになるのではないかと思うのです。
息子が1歳から通っている保育園なので、先生方は息子の特性を理解し、加配の先生も去年と同じ先生で、良い関係を保ちながら、こちらの要望も聞き入れてくれている。
この関係を築くまで、それなりの時間と労力を要しました。
あらたに幼稚園に行くとなれば、まず先生方が息子を理解し、息子が先生を信頼するところから始まる。
それだけに大体半年くらいかかるでしょう。
心理の先生に相談したところ、先生も同じ考えのようでした。
それであれば、小学校低学年は支援級に入れ、どこかのタイミングで普通学級に入れるようになればよいかと思ったけど、先生曰く、普通学級から支援級に行くパターンはよくあるらしいが、その逆は先生は見たことないらしく。
アメリカでは支援級でゆくゆく普通学級に行けるように訓練する仕組みになっているけど、日本では支援級の子供を普通学級に入れるという仕組みになっておらず、普通学級に行ける訓練をしてくれるわけではないらしい。
仮に息子が支援級に行く事になっても、いつかどこかのタイミングでどこかのタイミングで普通学級の子供と同じように学んでいけると思っていた。
息子はこのままずっと小学校を支援級で過ごし、障がい者として生きていくのか。
それがとてもショックだった。
この2年間、ABAを必死でやってきたけど、やっていてもやっていなくても同じだったのかな。
今日はそんな風に感じた一日だった。