障害に気付いて3年、母の気持ちの変化(5歳6か月)
息子の障害に気が付いて、3年が経ちました。
最初の1~2年は気持ちに余裕がなく、常に息子のことで頭がいっぱいでした。
寝ても覚めても障害のことばかり、息子のこと以外は考えられませんでした。
そんな私も1年くらい前から、少しずつ気持ちに余裕ができ、息子のこと以外のことも考えられるようになりました。
それと同時にこのブログの更新頻度も減ってしまいました。
でも、息子の成長を振り返った時、記憶が曖昧で思い出せないことが数多くあります。
そんな時、このブログが役立つことが何度もありました。
なので、更新頻度は低くても、できるだけ育児記録、成長記録として、残しておきたいと思います。
【保育園での様子】
コロナ前は月に1~2回、保育園での様子を参観することができたのですが、このコロナ禍で、保護者が参観する機会が全くなってなくなってしまい、どのように過ごしているのか自分の目で確かめることはできていません。
息子のABAの先生が、何がどのくらいできているかを細かく確認するチェックプリントを作って下さり、それを保育園の先生にチェックしてもらいました。
そのチェックプリントと保育園の先生のお話によると、一斉指示はほとんど通らず、一斉指示の後、個別での指示が必要なようです。
そのため、加配の先生なしで過ごせることはほとんど無いようです。
チェックプリントによると、私が思う以上に出来ないことが多く、少しショックを受けました。
【家庭での様子】
今までとは比べ物にならないほど、落ち着いて過ごしています。
まず癇癪がほとんどありません。
そして、親を叩くこともまずありません。
(保育園ではごくたまにですが、まだ手が出ることがあるようです)
理由は、
泣きの要求に応じないようにした事、
気持ちの切り替えができるようになった事、
言語によって自分の要求を伝える事ができるようになった事が大きな理由だと思います。
【勉強とABA】
ABAで学ぶ課題はほぼ終わっており、このごろは就学に向けてのお勉強がメインになっています。
ご褒美にお菓子を使うことも随分減りました。
今年1月に通信教育で始めた公文の国語。
最初は毎日5枚のプリントをさせるのがとても大変でした。
なかなかやる気スイッチが入らず、10分以内でできるはずのプリントが20分以上かかる日も多かったです。
最近はわりと短時間でできるようになり、プリントも自分でやり進められる事が多くなりました。
(日によっては集中できない日もまだまだあります)
日々の積み重ねとは本当にすごいもので、なぞり書きしか出来なかったひらがなも、今ではスラスラと書き、カタカナも書き順が違うことはありますが、スラスラ書きます。
音読もとても上手になりました。
毎日40分から60分充てているお勉強に少し余裕ができたので、公文の算数も始めようかなと思っています。
【好きなことが明確に】
息子は絵を描くことが大好きです。
以前から絵を描くことが好きなんだろうなと思ってはいましたが、最近はなかなか上手だなぁと我が子ながら感心することもあります。
家にいる時は絵を描いている時間が多く、その時間は息子がリラックスできる大切な時間だと思っています。
絵については、保育園や療育先でも褒めていただけることが多く、苦手なことが多い息子ですが、大好きなことや、得意なことがあって心から嬉しく思っています。
障害がわかった当初、とても辛くて、悲観的にしかなれませんでした。
私が想像していた息子の将来が、あまりに大きく違うものになりそうな事について、簡単には受け入れられませんでした。
でも、この頃、考えが少し変わってきました。
息子の将来は私が想像していたようなものとは違っても、
息子が楽しく幸せに過ごせたら、どんな人生でもいいと思うようになりました。
人とは違っても良いし、人にどう思われても構いません。
でも、そのためには、好きなことが必要不可欠です。
画家になったり、展示会を開いたり、そんな大きな事を望んでいるのではなく、ただただ、息子が夢中で取り組める事がある事がとても嬉しいのです。
そして息子の障害に気が付いてから通い始めた心療内科。
夫にも不満が多く不仲でしたし、精神的に不安定になる事が多く、抗うつ薬と抗不安薬を3年間飲み続けました。
でも、今の私には不要だと感じ、通院も内服もやめました。
なくても全く問題なく過ごせています。