やっぱりADHD薬の力は大きい
ふと振り返ってみた時、最近色々なことができるようになったなぁと感じていました。
インチュニブの服用を止めたのが、今年の3月。
インチュニブの服用をやめたのと、ほぼ同時に始めたのが、漢方と栄養療法です。
栄養療法は一時中断していましたが、以前にもしていたので、すぐに効果の出るものでは無いとわかっていました。
だから漢方が効いて色々な事ができるようになったのかなと思っていましたが、漢方の本には効き始めるには最低でも数ヶ月はかかると書いてあったので、なんだかやけに早く効くなとは思っていました。
例えば、習い事の先生に、「野菜は好きですか?」と質問され、「嫌いです」と答えていたこと。
人からの質問には無言だったり、オウム返しが多かったりで、こういう簡単なやり取りが、今までできませんでした。
しかも敬語で質問されて敬語で返すなんて、なかなか高度なコミュニケーションですよね。
習い事の先生にも、最近の○○くんの成長を感じたと言ってもらいました。
その他には、自宅で過ごす余暇の時間に好きな絵本を声に出して読んでいるのですがその音読がとても上手なのです。
今まで約1年3ヶ月ほど、公文の通信講座で、音読の練習をしてきましたが、ここまで短期間に一気に上達したというのは親から見てもビックリでした。
音読以外にも算数も同様、学習の理解が深まったなと感じます。
なかなか習得が難しかった課題がここ最近、ぐぐぐっと、できるようになっており、とても喜んでいました。
そんな風に感じていたある日、3歳の時からお世話になっている運動の療育の先生に、
「最近すごく成長したよね、すごく指示が通ってる、こちらの言っていることもよく理解している」と言っていただきました。
療育中は保護者も見学するのですが、この頃の息子は、私の目から見ても以前の息子とは全く違い、先生の指示に従い、刺激となる対象物に一瞬は目を奪われるも、すぐに先生の方に注目し直している様子。
本当に成長したなと感じました。
インチュニブの服薬し始めたことをこの先生にも話していたので、
先生は今も息子がインチュニブを服用していると思われていたようでした。
なので、現在は服用を中止していること、その経緯をお話ししました。
すると先生からこんな意見が。
今の○○くんは薬を服用していた時期があるからこその○○くんなのでは
薬が効いている間に様々なことを習得した。
薬を飲んでいない今も、その習得したことが活かされているのでは。
という内容でした。
確かに、言われてみたらそうなんです。
薬を服用し始めてから、近所の人やお友達、先生方に「(干支は)何どしですか?」「何の動物がすき?」などと自発的に質問をし始めました。
今まで自発的に誰かに質問をするということは全くなかったので、私はこれは薬の効果だと思いました。
しかし、服用を中止してからも、周りの人に「何どしですか?」と質問していたので、自発的に質問できるようになったのは、薬は関係ない思っていました。
息子は服薬中に習得したスキルを、服薬を中止した後も使っていたのです!
息子がインチュニブを飲んでいたのは、約3か月間。
たった3か月の間に、薬の力を借り、様々な事を習得した息子。
やっぱり薬の力は大きい。
飲ませないデメリットも大きい。そんな風に感じた出来事でした。