インチュニブ1日目~3日目
ADHDの薬は法律で6歳からと決められています。
息子は先日ようやく6歳のお誕生日を迎え、待ちに待った投薬が始まりました。
今日で投薬3日目です。
既に効果はかなり出ているように思います。
その変化を記しておきたいと思います。
投薬1~2日目
一日中、ぼーっとしており、高熱がある時のように、ぼーっとしていて目も虚ろ、とても眠かったようで、お昼から3時間ほど昼寝をしました。
普段は独り言がとても多い息子ですか、独り言が激減し、ぼーっとしていることが多かったです。
時々走ったりしてますが、普段より何倍も大人しい。
一番最初に気付いた息子の変化は、
言葉のセンテンスが長くなったということでした。
今までは単語や二語分で完結していた言葉が三語分、四語分以上となり、一生懸命に言葉を紡いている様子。
今まで息子からは聞いたことのないような言葉、
例えば「〇〇ちゃん(自分の名前)の黄色い椅子はどこにあるか知らない?」とか、
「おかあさんが白いパソコンでみかんを食べています」(実際に白いPCの前でみかんを食べていました)
など。
今までは「イス」「みかん食べてる」など、衝動的に出ていた言葉が、薬のお陰でしょう、落ち着いて考え、長いセンテンスで話すことが出来るようになったように感じました。
そして、食事もよく食べる。
この日は息子が好きな握り寿司でしたが、半分にカットしてあげると、ほとんどひとりで食べました。
※普段息子は食事の3分の一ぐらいは自力で食べますが、残りの3分の2位は親が食べさせてやらないと完食できない事が殆どでした。
確かインチュニブには、食欲に関する副作用ってなかったと筈けど、何でだろうと思っていました。
これは、あとでABAの先生に聞いたのですが、恐らく今までは食事すら集中して食べることが出来ていなかったものが、薬の力で食べることに集中できるようになった結果、よく食べるようになったのではないかという事でした。なるほど、納得です。
投薬3日目
比較的元気そうな時間帯に公文のプリント5枚をやってみました。
今までプリント5枚をするのに20分から30分ほどの時間がかかり、名前を書くことから音読をさせ、字を書かせることすべてが困難で、とにかく注意を持続することがとても難しく、あの手この手を使って、なんとかやり遂げられるといった感じででした。
それが、今日は!
若干気が逸れることがあるものの、気が逸れても自力で集中し、すらすら音読をしています。
そして、促さなくても次の問題に進むことができています。
かなり強かった筆圧も弱くなっています。必要以上に力を入れて脳に刺激を与えなくても良くなっている?
これは!薬がかなり効いている。
今日はABAセラピーの日でした。
とは言っても、この頃はABAというよりも、就学に向けてのお勉強をしています。
先生の感想として、
まず、あれだけ、体をくねくね、足をモゾモゾさせていたのに、体の動きが殆どない。
次に姿勢が良い、そして姿勢が崩れない。
いつも、ずっと鼻をすすっていたのに、今日はそれがない。
促さなくても、ひとりで一文を全部読む。
かなり効果でていると、驚かれていました。
例えば、集中できないということは、お勉強にだけに影響しそうと考えがちですが、
例えばご飯を食べること、
例えば人と話をすること、
例えば片付けをすること、
遊ぶ事ですら、
集中しないとやり遂げられない事が日常生活の中で、想像以上に数多くあり、
息子はその集中ができないから、何をするにも常に足を引っ張られていたのだとわかりました。
ご飯を食べる事すらも。
副作用がまだ強く出ているようなので、そこだけが心配です。
副作用に体が慣れてくれたら、この薬を飲み続けることがきっと息子にとって大きくプラスになることは間違いありません。
そう確信しました。