自閉スペクトラム症(ADHDあり)の息子との日々を記録します

息子は現在6歳、小一。ゆっくりではありますが、息子なりの成長を見せてくれます。大変な事も多いですが、楽しい事も沢山あり、毎日それなりに幸せに暮らしています

3歳3か月の成長まとめ

保育園に来年度に使用する道具類の注文用紙を提出してきました。

来年度の事なんてまだまだ先…と思っていたけど、気が付いたら2月も後半。

あと1か月少々で新年度が始まるのですね、早いものです。

 

新年度からは

・保育園、週に3回(午前中まで)

・集団療育、週に2回(9:30~13:30まで)

・ABAホームセラピー、週に2回(1回あたり1時間30分前後)

・運動系療育、週1回(個別は45分、その後集団で1時間)

・スイミング、週1回(1回あたり45分)

 

集団及び個別の療育時間が増えることによって、保育園の時間が減ってしまいますが、来年度は療育に重点を置き、できることをひとつずつ、着実に増やしてい行きたいと思っています。

 

息子も結構大変なスケジュールになると思いますが、空いた時間には私と一緒に様々な事を経験をさせたいと思っています。

 

【言葉】

最近までは「~ちょうだい」での要求がメインでした。

例えば、ジュースちょうだい、(本を)読んでちょうだいなど。

それが最近は「~食べたい」「~したい」など「ちょうだい」以外の言葉での要求が多く出るようになりました。

また、「赤い車」「小さいてんとう虫」など、形容詞+名詞などの言葉も増えました。

とはいえ、何か食べたいときには「食べるちょうだい」「飲むちょうだい」などの言い間違いもまだまだ沢山あります。

言い間違いは、その都度こちらが正しく言い直すと割と早く修正できるように思います。

 

【数の概念】

数字を読むのは100までは読めます。

数を言うのは大体は言えるのですが、1から100まで正しく言えるわけではなく、…48、49、ろくじゅう!61、62…といった間違いがよくあります。

数のカウントについては、4くらいまでなら数えなくても、見て分かるようです。

5以上になると、数える対象を指さしながら、いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち、位までは正しく数えられるようになりました。

 

【運動面】

今までなかなか成長がみられなかった運動面ですが、ここにきて大きな成長を見せてくれました。

公園の滑り台(大きいものはまだ怖がります)はやっとひとりで滑れるようになりました。

ブランコもひとりで乗ろうとする姿が見られるようになりました。

私が手を添えながら、現在練習中です。

大きく片足を上げ、よじ登る、這い上がるという動作ができるようになりました。

家にあるジャングルジムの遊具では一番高いところに登ったりもできるようになりました。

それと同時にダイニングの椅子やテーブルの上にも登れるようになり、危なっかしくてヒヤヒヤすることも増えました。

 

【身辺自立】

停滞していたトイトレですが、トイレに連れて行き、「おしっこして」というとかなり高い確率でおしっこできるようになりました。

おむつが湿っているのが不快なのか、頻繁に「ズボン変えて」と言ってくるようになりました。だからと言っておむつを変えてみるものの、必ずしもおむつが濡れている訳ではないので、口癖若しくは半分遊びで言っているのかもしれません。

4月頃から、本格的にトイトレを始めようと思っています。

 

【最近できるようになったこと】

スイミングに通うようになってから、スイミングの時だけですがスイミングキャップをかぶっていられるようになりました、これは本当に大きい。

まだ、普段の生活の中では帽子は嫌がりますが、少しずつ慣れてほしいです。

 

息子は文字が大好きで2歳の時に気が付いたら、ひらがなを全てマスターしていました。現在ではアルファベットの全て、カタカナはほぼすべてをマスターしています。

絵本などを読み聞かせるときは、本の題名などの短い文章は息子に読ませるようにしています。まだまだスラスラは読めませんが、こちらも少しずつ上達してきました。

 

手遊びが歌が本当に上手になりました。

歌を歌ったりもするようになり、音楽を楽しいと感じる心が育ってきたように思います。

 

【困りごと】

親に対して、手が出る時があります。(時々保育士さんにも)

寝かしつけの際、まだ遊ぼうとする息子に「ネンネだよ」とか「ジュースちょうだい」という息子に「ジュースはないよ」など、自分がしている事を否定、要求を否定されたときに、手が出ます。

言葉で上手く表現できないために変わりに手が出てしまうそうです。

対応として、タイムアウトも考えましたが、ある意味、息子のこの行動は「意思表示」でもあると考え、今はその都度、適切な言葉に置き換え、息子にその言葉を復唱させる方法で様子を見ています。

他害は4歳までには直しておいた方が良いそうなので、3歳半になっても続くようであればタイムアウトなどの方法で対応しようと思っています。

4歳以上になり、体も大きくなった子供に他害があると、本当に大変になるそうです。

 

最近、写真カードを使って、スケジュールを視覚化して息子に伝えるようにしました。

この方法でどこまで息子が理解できるのか不安でしたが、初めて2週間ほどですが、「今日は保育園がある日かない日」か「今日はセラピストさんが来られる日」など、大まかな内容は理解しているように思います。

 

【ABAについて】

ABAを始めたのが去年の6月。

早いもので、9か月が経過しました。

今日、半年前のセラピーの様子を録画した動画を見返してみました。

 

半年前に比べて圧倒的に要求語が増えました。

半年前は言葉でうまく伝えられないから、セラピー中もイライラがとても多かった。

今は、「~ちょうだい、こっちちょうだい、~ほしい、~したい」など、セラピストさんにも自分の要求を言葉で伝えられています。

 

また、自閉症児によくみられる「手が逆さになる現象」。

これは息子にも当てはまり、はーいとお返事して挙げた手のひらが逆向き、

ガオーとライオンの手をした時の手の向きが逆などありましたが、そういえば、今はすっかりなくなっています。

半年前の動画を見返してみて初めて気付きました。

それでも新たに覚える手の動きでは、逆向きになることが多いので、その都度「手が反対だよ」と修正させています。こちらも言葉の言い間違いと同様、割と早くに修正できるようになりました。

 

ADHDもありそうな息子は、ABAを始めた当初~半年くらいまでは、とにかくセラピー中に離席しようとすることが多く、私が行う日々のセラピーでもとてもやりにくく、困っていましたが、今ではそれもほとんどなくなり、じっと座ってセラピーに取り組めるようにもなりました。これも大きな成長です。

 

【これからの課題】

セラピー中にじっとしていられるようにはなりましたが、まだまだ注意が散漫で、じっと待つことが出来ない、見るべきところを見ず、よそ見するなど、不注意が目立ちます。これは息子にとって永遠の課題になりそう。

 

後はとにかく動作模倣、音声指示。

これは、もっともっと徹底的に練習する必要があります。

体を使った動作模倣、指先や顔の表情などの細かい動作模倣、二段階模倣や、楽器などを使った動作模倣など。

先日行われたお遊戯会で4歳児・5歳児の楽器演奏や演技を見て思ったのは、「模倣」の大切さ。模倣こそが、すべての学習の基本だからです。

 

来年度早々、保育園で音楽会があります。最近、それに向けて鈴やカスタネットなどを使った動作模倣に取り組み始めました。

 

何日か前は上手く行かなかった保育園のお遊戯会で心がズタボロになり、落ち込んでいましたが、こうして課題を明確にすると、落ち込んでいる暇なんてない事に気が付きます。

これからも息子と共に前を向いて歩こうと思います!

 

 

 

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