保育園に次のイベントでのお願いをしました
先日行われた保育園の「お遊戯会」。
息子は泣いてしまい、途中で舞台から退席させられてしまいました。
後日、先生からは
「息子を退席させたことについて、本当にそれでよかったのか、他に方法はなかったのか、後でとても悩んだ、その日は眠れなかった」と言ってくださいました。
先生も迷われた上での決断だった事を知り、凹んでいた私は、その言葉に少し救われた気持ちになりました。
その場は「他の園児の迷惑になってもいけないし、仕方なかったと思います」といったような無難な返答をしたのですが、
ABAセラピストさんがおっしゃるには、その言い方だと、
「次のイベントでもこの親はステージから退席させることに寛容だと思われてしまう」
とのご意見だったので、連絡帳に次のイベントではできれば最後まで出させてほしい旨を伝えることにしました。
口頭で伝えるという方法でもよかったのですが、来年度からは担任・副担任ともに変更になるでしょうし、一度文書で残しておくのが良いとのセラピストさんのアドバイスから、連絡帳にワードで作った文書を張り付ける形で、こちらの意思を伝えるました。
連絡帳に張り付け、息子に持たせたその日のお迎えの際、園長先生が2人で話す時間を設けてくださいました。
まず、先日のお遊戯会では、
・退席させたことは園長が決めたこと
・短い時間で判断しないといけなかったので、気を悪くさせて申し訳なかった
・一旦ステージから退席させても泣き止まず、再出場できる状況ではなかった事
そして、
「お母さんの気持ちはとてもよくわかる。だから基本的には次のイベントではお母さんの意向に沿いたいとは思う。
だが、他の園児も頑張って練習しているから、園児やその保護者の事を考えるとそれが難しい場合もある」
との事でした。
それはこちらも納得できるし、他の園児に迷惑をかけてまで出場させてくれというのはこちらのわがままでしょう。
例えば、お遊戯会などで他の園児のセリフがあったりするシーンで息子が泣いてしまうと、他の子供のセリフが息子の泣き声でかき消されてしまう。
そういう場合は、退席させるのはやむを得ないと思います。
だから、
プログラムの構成によって、他の子供の声がかき消される心配がない場面は泣いていても出してもらい、その心配がある場面は退席するような方法を予め決めておくような方法なども、こちらから提案してみました。
園長はそれにも納得されていて、直接はおっしゃらなかったですが、もしかしたら、今回のお遊戯会でも、予めそんな感じの事が決められていたのだと思いました。
今回のプログラムは
1.楽器演奏
2.お遊戯
3.手遊び歌
のような構成だったのですが、
1の楽器演奏では泣いていても声をかき消されないので泣いていても出場、
2のお遊戯の部分では、息子の泣き声によって他の子供さんの声がかき消されてしまうため、泣いていたら一旦退場させる。
3の手遊びの歌のでは、息子が泣き止んでいたら、再び出れる予定だったのかもしれないが、泣き続けていたために、それが無理だった
のような感じなのかなと思いました。私なりの勝手な解釈ですが。
いつもニコニコお優しい園長ですが、今回のお願いは少し難しい顔をされていました。
泣いている息子を出せば、他の園児に迷惑かかる。
息子を退場させると、(このややこしい)親が最後まで出させてくれとお願いに来る。
定型発達の子供が中心の保育園で、私たちはやはり望みすぎなのだと思います。
事あるごとに、園長に様々なお願い事をしてきた私たちは、もしかしたら既に面倒な親子と思われているのかもしれません。
ですが、こちらの意向をきちんと伝えることができたという意味では、勇気を出してお願いして良かったと思います。
因みに、
保育園などに文書でお願いをする場合のモンスターペアレントだと思われない方法を
セラピストさんから聞きました。
1.日ごろのお礼と感謝をしっかりと書く(※ここが特に重要)
2.お願いしたい内容
3.最後にお礼をしっかり述べる
1.の日頃のお礼は、ここまで必要か?というくらい、書くくらいで丁度良いそうです。
保育園に対して個別にお願い事をするときはいつも緊張しますが、
これから小学校・中学に行っても、お願いしないといけない事は常にあると思います。ちょっと勇気が必要ですが、「息子のため」だと割り切ってお願いするようにしています。