自閉スペクトラム症(ADHDあり)の息子との日々を記録します

息子は現在6歳、小一。ゆっくりではありますが、息子なりの成長を見せてくれます。大変な事も多いですが、楽しい事も沢山あり、毎日それなりに幸せに暮らしています

保育園参観、見るだけではなく介入する(3歳7か月)

もうすぐ音楽会があり、先日、その参観に行ってきたという記事を書きました。

 

takaramono.hatenablog.jp

上記の記事にも書いた通り、

「みんなが体育座りをして一列に並んで待機している間も、息子だけは自由な場所で絵本を読んでいてもいい」などと、とにかく「特別扱い」の様子を目の当たりにして大変ショックを受けました。

そして、ほぼずっと絵本を与えらえています。

確かにじっと待ったり、じっと並んだりすることは出来ないのでそれは仕方ないのですが…。

 

こういう時はどうするのが正しいのかを心理士の先生(息子のABAセラピスト)に相談したところ、

 

1.(例えばタイマーを使用したりして)決まった時間だけ、皆と同じ列に並ばせる。

2.絵本を読ませながらでも皆と列に並ばせる。

 

この二通りがあるそうです。

 

近々、この心理士の先生と保育園に参観に行く事も決まっているのですが、やはり心理士の先生だけに頼るのではなく、私自信が頻繁に参観に行き、園での息子の行動に介入する必要や、それについて先生方にもお願いをする必要もあると思いました。

 

※息子の通う保育園では「保護者の参観が可能な日」というのが月に4~5回設けられていています。小学校の参観日のように保護者が沢山来ているわけではなく、保育園という事もあり、保護者は仕事をしている人が殆どなので、保護者は殆ど来ていません。

 

そして、つい先日、心理士の先生に教わって知識を備えて、参観に行ってきました。

今回も音楽会の予行練習です。

 

前回同様、皆に集合がかかり、一列に座って他の組の歌を聴きます。

サポートの先生が息子には「息子くんはいかなくてもいいからね、ここで絵本読んでいていいよ」とおっしゃっていたのですが、タイミングを見計らって、絵本を持った息子を皆と同じ列に座らせるように促しました。

 

すると息子はしゃべったり、騒いだり、立ったりすることなく、皆と並んで、ずっと絵本を見ているのです。1時間くらいと結構長い時間でした。

 

この場面以外でも息子の組の出番直前に、廊下で待機する場面があったのですが、その時も先生方が「息子くんは並ばなくていい」とおっしゃいましたが、私が皆の列に並ばせました。

 

「あなたは並ばなくていい」

そう言われた息子は、いつか自然に並べる日が来るのでしょうか。

いいえ、教えないと並べる日は来ないのです。

 

園の先生方、サポートの先生方、本当に親切ですし、とても熱心です。

ただ、障がい児に対してどう接して良いのかをご存じないのです。

 

帰り際、サポートしてくださっている先生とゆっくり話せる時間があり、

「前回の参観の時に見た、皆と同じ列に並んで待てないという困った行動に対し、心理士の先生に相談したところ、本を持たせながらでも皆と同じ列に並ばせた方が良いとおっしゃっていた」と伝えました。

そして、これからは時々参観に来させてもらって、見るだけではなく、息子の行動に介入させてもらいたい旨も伝えました。

サポートの先生も「お母さんのやり方を見て、こちらも参考になった」と言ってくださいました。

 

来月は心理士の先生と一緒に参観に行きます。

サポートの先生も心理士の先生に相談したい事があると言ってくださっていたので、良い参観になりそうだと感じています。

 

私もできるだけ多く参観に行き、息子の困った行動を見つけ、その都度心理士さんに相談し、息子の行動に正しく介入していけたらいいなと思っています。

 

 

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