自閉スペクトラム症(ADHDあり)の息子との日々を記録します

息子は現在6歳、小一。ゆっくりではありますが、息子なりの成長を見せてくれます。大変な事も多いですが、楽しい事も沢山あり、毎日それなりに幸せに暮らしています

効果があったタイムアウト法、攻撃行動の完全ゼロを目指して(3歳4か月)

息子について、最近は自閉症より、ADHDのほうが強いのでは?と思うくらい、この頃ADHDの特徴が顕著に表れるようになってきました。

なので、ブログのタイトルを

自閉症スペクトラム(疑い)の息子と高齢ママの記録」から

発達障害ASDADHD)の息子と高齢ママの記録」に変更しました。

まだ、医師からの診断は出ていないので、診断後など、また変更になるかもしれません。

 

さて。

思い返せば、半年くらい前から親に対しての攻撃行動が増えてきたように思います。(一日に1~2回親を叩く)

なるべく手が出る状況を作らないように、叩かれそうと思ったら手を押さえて予防をしたり、叩くのではなく、適切な言葉に言い変える練習などの対策をしてみたのですが、増えたり減ったりしながらもゼロにならない親に対しての攻撃行動。

 

部屋の隅に椅子を置いてクールダウンさせる「タイムアウト」を試みましたが、それも効果がなく…。

 

 takaramono.hatenablog.jp

奥田健次先生の本には、他人への攻撃行動はできれば4才、遅くとも8歳までに直しておかないと、その後育てるのが大変になる。

また、攻撃行動を放っておくと、将来、犯罪につながる可能性もある。

だから、「激怒しても絶対に手を出さない」という訓練はできるだけ小さいうちにやっておくべき。と書かれてありました。

 

奥田先生は、攻撃行動に対しては「タイムアウト」をするように書かれています。

それも、部屋の隅などという生易しいものではなく、押入れの中とかクローゼットの中とか暗くて狭い場所に「隔離」する。

それを攻撃行動がなくなるまで、根気よく何度でも繰り返す。

 

息子にはリビングの隅に椅子を置いて、そこでクールダウンをさせるやり方でタイムアウトをしていたのですが、このやり方は全く効果がありませんでした。

 

叩いてきた息子を、リビングの隅の椅子に座らせても、多少は泣きますが、しばらくすると、気を取り直してひとりで歌う、ひとりでしゃべってるなど、全く堪えている様子が見られないのです。

 

場所もリビング内ですし、息子の背後から私が椅子を押さえていたので、これでは奥田先生のおっしゃる「隔離」になりません。

 

そこで、息子のABAセラピストさんである心理士の先生に相談し、タイムアウトの場所を変更してみることにしました。

私は2畳ほどの納戸を真っ暗にして閉じ込める事を提案しましたが、心理士の先生は真っ暗なところはやめたほうが良いとおっしゃり、適切な場所を色々検討した結果…。

 

我が家はリビングから出た廊下の突き当りが洗面所なのですが、その洗面所のドアを廊下側から(コインを使って)鍵をかけて閉める。

そのドアから廊下側に50~60センチほど離れた所にベビーゲートを付け、ドアとベビーゲートのその50~60センチほどの間に隔離するスペースを作り、そこでタイムアウトすることにしました。

 

…効果テキメンでした。

この場所でタイムアウトすると、ひとりで歌なんて歌っている余裕は全くありません。

「ママーーー!ママーーー!ママーーー!ばあちゃーーーん!!」と本気で泣きます。

 

結果は、

 

1日目は「合計2回叩く」

2日目は「合計4回叩く」

 

が、この日以降、叩きそうになっても、抑えているような素振りを見せたり、

叩いている途中に気が付いて、叩くのを止めたり、

叩いた後、「はっ」とした顔をするようになりました。

 

3日目は「合計1回叩く」

4日目は「合計1回叩く」

5日目はゼロ

6日目もゼロ

7日目の今日もゼロ!!!

 

私の記憶では、ここ最近でゼロの日って多分ありません。

そのゼロの日が3日も続いているのです。

 

5日目、6日目は「手が出そうだなと思ったら、息子の手を抑える」というのが私の癖になっていて、手を押さえた場面が2~3回ありました。

手を押さえていなかったら、もしかしたら叩いていたかもしれません。

 

でも、今までは手を押させても一日1~2回は絶対に叩かれていたので、効果が出ていると考えていいと思います。

 

7日目の今日は、息子の手を押さえるのをやめてみようと思いました。

クセで一度だけ息子の手を押さえた場面がありましたが、明らかに今までだったら叩いてきている場面でも、手は出さず、「ママ、バイバーイ(まま、あっちいけの意味)」「おしまいちょうだい(やめての意味)」などの言葉で反撃してきました。

 

息子が寝静まった今、ああ、攻撃行動なし3日目達成!

と喜びを噛み締めています。

 

タイムアウト中に泣き叫ぶ息子を見て、かわいそうで辛かったです。

春休みで手伝いにきてくれていた、ばあちゃんもそんな場面を見せられて、とても辛そうにしていました。

 

でも、私は思います。

他害行為を様子見したり、放置しておくほうが、よっぽどかわいそうだと。

 

今後、またタイムアウトを忘れた頃、手が出てしまうかもしれません。

でも、その時にはまたタイムアウトをして、「攻撃行動=絶対にいけない」という事を徹底的に教え込み、攻撃行動を完全にゼロ目指そうと思います。

 

タイムアウトには↓この奥田先生の本がとても詳しく説明されていました。

悩まれているお方に強くおすすめします。

 


 

 

 

 

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村