自閉スペクトラム症(ADHDあり)の息子との日々を記録します

息子は現在6歳、小一。ゆっくりではありますが、息子なりの成長を見せてくれます。大変な事も多いですが、楽しい事も沢山あり、毎日それなりに幸せに暮らしています

母の精神崩壊の寸前の危機

今年1月から始めたスイミング。

9回目から泣かなくなり、次第に笑顔もよく見れるようになり喜んでいたのですが、この頃は逆に慣れ過ぎて、わがままな行動が目立ち始めるようになりました。

 

まず、帽子をかぶりたがならい。

腕の浮き輪を取りたがる。

 

いずれも、先生にお願いして、上記2点は必ずつけさせてもらうように、息子が取ってしまっても、根気よくかぶせてもらうようにお願いしています。

 

この頃の問題は、集団からの逸脱。

プールサイドを走って違うところに行ってしまいます。

今日のレッスンでは先生に追っかけられて戻る事が3回。

 

それ以外にも意味なく友達の腕の浮き輪を叩いたり、おもちゃを取り合ったり…

ギャラリーから見ていても、あまりにも情けない息子の姿に泣けてきます。

 

今日は更衣室でも、いきなり何もしていない友達を叩こうとしました。

当たったかどうかは分からなかったのですが、咄嗟に叩かれた子供さんはとても驚いていました。

息子に謝らせようとしますが、悪そびれる訳でもなく、意味のない一人事を口にしていて謝ろうとすらしません。

私が丁寧に何度も何度も親御さんとその子供さんに誤りました。

 

(昨日も違う場所で見ず知らずの子供さんに飛び掛かるという事態がありました)

 

帰りの車の中で泣けてきて泣けてきて…

 

息子がこうしてしまうのは、脳の構造上の事なので、息子が悪い訳ではないことは分かっていますが、帰宅してからも呑気に玄関で下駄箱の扉を開け閉めしている息子を見て、自分の感情を抑えることが出来ず、思わず息子の首を強く引っ張って息子をその場に叩きつけてしまいました。

息子はどこかに頭をぶつけたらしく、「痛い、痛い」と激しく激しく泣きました。

信頼しているママに突然痛めつけられ、驚いたのもあったでしょう。

 

我に返った私は、息子の抱きしめ「ごめんね、ごめんね、あなたが悪いわけではないのにママが意地悪してしまった、ごめんね」と息子と二人でわんわんと声を上げて大泣きしました。

 

息子と生活をしていると、大変な事が色々あります。

 

まず、指示が通らないから、日常生活のすべてが大変です。

自発的に行える行動は殆どないので、ほぼすべての行動について介助が必要。

それだけならまだしも、便を触る、ヨーグルトをテーブル一面に塗りたくるなど、普通の人では考えられないようないたずらをする。

場面の切り替えの難しさ。タイムアウト中に当てつけのお漏らし。

何もしていない人をいきなり叩く。

 

日々、ひっぱたいてやりたい気持ちをぐっと抑え、毎日自分自身と戦っています。

いかに感情を抑えるかという、自分との闘いです、毎日が。

これは何かの罰ゲームでしょうか。

それとも前世で何かよほど悪行でもしたのでしょうか。

 

実は過去に1度、息子の頭を叩いてしまったことがありました。

少し目を離した隙に、ワセリンをテーブルの上に塗りたくっていたのです。

テーブル以外にも床もラグもワセリンでべたべたになってしまっていました。

私は自分の感情をコントロールできず、思わず息子の頭を叩き、息子を引きずり浴室まで連れて行き、ワセリンで汚れた体を荒々しく洗い流し、荒々しく着替えさせました。

 

だからといって、私の気持ちがすっきりすることなどあるわけもなく、むしろその逆で、叩いた事をとてもとても後悔しました。

なぜなら、私は現在息子にタイムアウトという方法で「人を叩くことはいけない」という事を教えている立場にあるからです。

その私が、感情をコントロールできず息子を叩くなんて…息子にタイムアウトをする資格が自分にあるのだろうかと反省し、二度と息子を叩く事はやめようと心に誓いました。

 

そいいう経緯があったので、今日は叩くという事はしませんでしたが、息子の体を床に叩きつけるという行為は、息子を直接叩くという行為と何ら変わりない行為です。

 

息子は可愛い。ただただ可愛い。

でも自分の感情をどうしてもコントロールできない時があるのです。

 

この頃、私自身がとてもストレスを感じています。

仕事が手に付かないことが増えました。

泣くことが増えました。

安定剤に頼ることが増えました。

いっそ死んでしまいたいと思う事が増えました。

 

発達障害育児は精神を打ちのめされることがとても多い。

というか、打ちのめされる事だらけです。

打ちのめされて倒れこむ、でも息子のためにと、自らを奮い立たせ何とか立ち上がる。

でもまた、打ちのめされる→それでも何とか頑張って立ち上がる。

でもまた、打ちのめされる→ありったけの力を振り絞って何とか立ち上がる。

 

だけど、だけど…

いつか...どんなに力を振り絞っても、ありったけの力を出し切っても、立ち上がれなくなる日がくるのではないかと感じることがこの頃あるのです。

いくら可愛い息子の為であっても。

 

 

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