自閉スペクトラム症(ADHDあり)の息子との日々を記録します

息子は現在6歳、小一。ゆっくりではありますが、息子なりの成長を見せてくれます。大変な事も多いですが、楽しい事も沢山あり、毎日それなりに幸せに暮らしています

心がズタボロになったお遊戯会(3歳2か月)

先日、保育園のお遊戯会がありました。

とても長く、文句たらたらの内容になります、あらかじめご了承ください。

 

息子にとってお遊戯会は2回目。

初めてのお遊戯会はまだ2歳だったこともあり、本人もよく分かっておらず、ステージに立つも、突っ立っているだけで何が何だか分からないままに終了となりました。

 

この時のお遊戯会は泣かなかったのですが、息子が2歳半くらいのころからでしょうか、運動会・音楽会など、親も参加する保育園行事では、尽く息子が泣くようになってしまいました。

 

普段の登園は慣れているため、私と離れる時に泣かないのですが、見通しが立たない行事の際は、私と離れるタイミングで泣きます。

泣いてもすぐに気持ちを切り替えられたら良いのですが、気持ちを立て直すことが出来ず、ずっと泣きっぱなしで、今までは、音楽会も、運動会も散々な結果となってしまいました。

 

そのため、今回のお遊戯会ではあらゆる対策を立てました。

具体的な対策内容については、また機会があれば、記事にしますが、この場では割愛します。(結果的には上手く行かなったので)

 

お遊戯会の練習はとても頑張りました

今回のお遊戯会では、「楽器を使っての合唱が1曲・劇をしながらの手遊び歌が2曲、最後に手遊び歌1曲」という合計4曲の構成でした。

楽器を使っての合唱は自宅練習のしようがないので、ここは保育園におまかせし、劇での2曲の手遊び歌と最後の手遊び歌1曲は、先生に実演してもらい、それを動画を撮らせてもらって、自宅で朝夕1日2回ずつ練習しました。

難しい動作は簡単な動作に置き換えたり、動作に楽しそうな言葉をつけたりしながら、決して正確ではないものの、息子なりのスタイルで3曲の手遊びを最初から最後までできるようになりました。

これはABAで2段階の動作模倣をひたすら練習していた成果だと思います。

 

 

いよいよお遊戯会の当日。

ホールの集合場所に息子を連れて行くとき、私と行くと泣くと思ったので、私は集合時間より少し早めに息子の前から姿を消し、パパと息子を二人っきりにして、パパから先生に引き渡す形をとりました。

私がいなくなった時点で息子は少し泣きましたが、息子が好きな本やお菓子などパパにてんこもり持たせていたので、パパが上手く立て直しました。

 

しかし、パパが集合場所に連れて行き、先生に引き渡した時点で息子は大泣き。

やっぱりダメか…。作戦失敗(涙)

 

まあ、でもここまで、出来る限りの事はやりました。

出番まであと30分あります。

なんとか気持ちを立て直して、泣き止んでステージに立ってほしい。

頑張って練習した、かわいらしい手遊びの姿を披露してほしい。

夫と祈るような気持ちで客席で待ちます。

そしていよいよ息子たちの出番になりました。

緞帳が降りているので、ステージの様子は見えませんが…

ステージの中から息子の泣き声が。。。。聞こえる。。。あ~~~~

(こっちが泣きたい気分)

 

緞帳が上がりました。

案の定、息子は泣いていました。

他の園児はしっかりと立って、音楽に合わせて太鼓をたたいたり、トライアングルを鳴らしたりしているのに、息子は泣きながら「ママー、ママー」と叫んでいます。

それでも先生に後ろについてもらいながら、泣きながらも鈴を鳴らしています。

途中、どうしようもなくなって、先生に抱っこしてもらう場面もありました。

1曲目が終わり、ひとりひとりお名前を呼ばれます。

息子は一番最後に名前を呼ばれました。

泣きながらも「はい」と返事が出来ました。

泣きながらも、練習したことをやろうとしていました。

泣きながらも、自分のすべきことをやろうとしていました。

 

なのに、なのに、なのに、なのに!

こともあろうか、息子の後ろに付いていた先生が次の曲が始まる前に、そのまま息子をステージから退席させてしまったのです!!!

 

息子が落ち着き次第、ステージに戻ってくるかと待ちましたが、

一生懸命練習した2曲目も3曲目も、4曲目も、息子なしでの遊戯が続き、結局最後まで息子がステージに戻ってくることはありませんでした。

 

この時の悲しさ、悔しさ、虚しさと言ったら…。

 

3歳児のお遊戯が終わり、先生の元へ息子を迎えに行ったとき、息子を退席させた先生が言った言葉。

「お母さん、ごめんなさい、息子くんがすごく泣いてしまって…他の子供も頑張って練習していたから…でも最後は息子くんも泣き止んで、手を動かしてお遊戯していました。」

なんだって?泣き止んでお遊戯していたなら、ステージに戻してくれたらよかったのではないか。

私も簡単には引き下がれず、

「客席からは息子の姿は見えませんでした、息子はどこでしていたんですか?」と聞くと、

どうやら舞台袖でやらされていたようでした。

 

可愛そうな息子。頑張るチャンスを奪われた息子。

一生懸命練習していたのは先生だって知っていた筈です。

 

確かに泣いていて、他の園児の邪魔になってはいけない。

それはもちろん、私もそう思います。

息子中心に世の中回っていないことも十分理解しています。

 

だけど、最初の5分で泣いているからといって、すぐさま息子を舞台袖に隠してしまうというのはいかがなものでしょうか。

先生には「こりゃダメだ」と早めに見限られてしまったのでしょうか。

 

もしかしたら、最初の5分は泣いていたけど、その後、泣き止んだ可能性もあるし、泣きながらでも、練習した手遊びができた可能性だってある。

 

 この日は夫もとても辛そうでした。

夫がため息をついては、私が慰めの言葉をかけ、またしばらくして、私がため息をついては、夫が私を慰め…。

 

心がズタボロ、お遊戯会からもう数日たっていますが、今でもやられたメンタルが回復しません。未だに思い出すと涙がでます

 

 

 

 

 

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