出来ないことを前提とするのではなく、出来ることを前提として何でも挑戦させる
2週間後に保育園のお遊戯会があります。
お遊戯といっても劇のように難しいものではなく、今年はネズミの衣装を着て、ネズミのお面をかぶって手遊び歌を歌うというものです。
お面か…。
お面は息子には難しいだろうな…と思っていたのですが、先日のスイミングでは45分間もの間、スイミングキャップをかぶっていられたので、もしかして、お遊戯会でもお面をかぶっていられるのではないかという気がしてきました。
このお面というのは、 顔にかぶる物ではなく、頭にかぶるタイプのもので、紙とゴムでできています。
そういえば、去年の節分に保育園で作った鬼のお面が同じタイプの物なのを思い出して、これで練習しようと引っ張り出してきました。
ABAセラピストさんにも相談させてもらい、
以前の帽子をかぶる練習の記事でも書いたように、不快と快を同時にさせます。
今回は不快な事=お面をかぶる事で
お面に手が行かないように、手を忙しくさせることができるゲームがいいのでは?とのことで、快な事=ゲームとしました。
さっそく先日のセラピーでは、ゲームをしながら、お面をかぶらせてみました。
やはり不快なようで、どうしても途中で手が頭に行ってしまいます。
手が行きそうになったら、手を握ったりして、なんとか5分かぶらせることが出来ました。
今日も、ゲームをしながら息子にお面をかぶらせてみました。
途中、何度か取ってしまいましたが、昨日の5分からグンと伸びて、30分間もお面をかぶること出来ました。
お面を取ってしまったときは、ゲームを取り上げ、「ゲームするときはお面をかぶろう」というと、自分からお面をかぶっていました。
ABAの基本スタンス、「お面をかぶったらいい事ある」という図式が息子の中で成立したように思います。
今後は、ゲーム以外の事をしながらお面をかぶっていられる時間を増やすように練習したいと思います。
実は、この紙でできたお面というのが、紙なのでガサガサしていて、帽子などよりも更に不快な感じで、セラピストさんも「これはなかなか難易度高いですね」とおっしゃっていました。
でも、出来ないことを前提とするのではなく、出来ることを前提として、色んな事にトライさせたほうが良いと思い、やってみることにしました。
親って子供の成長を実際より低くみてしまうことが多いように思います。(少なくとも私は)
でも、こんなことは出来ないだろうと思っていたのに、させてみると出来ることって、実はかなり多ように思うのです。
もちろん、息子の成長に見合っていない事はできません。
トライさせてみて、まだ早かったなと思ったら、もう少し大きくなってからトライさせたら良い。
とにかく、出来ることが前提でやらせてみる。これがとても重要だと思うのです。
これは、私の今後の子育てにおいて、常に自分に言い聞かせておきたい事でもあります。
現在、お面の練習以外にも、お遊戯会の手遊び歌の練習も頑張っています。
これらは、また機会があれば記事にしたいと思います。