自閉スペクトラム症(ADHDあり)の息子との日々を記録します

息子は現在6歳、小一。ゆっくりではありますが、息子なりの成長を見せてくれます。大変な事も多いですが、楽しい事も沢山あり、毎日それなりに幸せに暮らしています

スイミング体験レッスン

昨日記事にもしました通り、スイミングの体験レッスンに行ってきました。

 

takaramono.hatenablog.jp

 

息子は来年度から発達支援事業所で集団療育を受けさせる予定なのですが、通う予定の事業所は多くの子供からの申し込みがあったそうで、行ける日数が週に2回だけと、少な目のため、他の事業所さんも同時に通わせようかと迷っていた時に、「それならスイミングはどうですか?」というABAセラピストさんからのアドバイスがきっかけでした。

 

セラピストさんがおっしゃるには療育先によっては、何かをトライさせる前に「この子は障害があるからこんなことは出来ない」と決めつけてしまうことが時々あるそうです。

 

その点、多くのスイミングスクールでは定型発達の子供がするのと同じことを発達障害児にもさせようとしてくださるそうです。

 

その他にも列に並んだり、順番を待ったりといった社会性を育てるにも良く、

日頃、頑張って練習している動作模倣の応用の場にもなるそうです。

 

セラピストさんの話を聞いて「これは、良さそう!」とさっそく通わせるスイミングを探しました。

 

何か所か電話で問い合わせた所、5~8人くらいの小集団にコーチ1名という体制のスクールが多かったです。

まずは体験レッスンに参加し、そこで入会可能かどうかをコーチが決めるというスタイルらしく、正直、息子には難しいかなと感じました。

 

何か所か問い合わせているうちに、今回体験レッスンに参加したスクールでは、生徒は5~10人以上とやや多めですが、8人くらいを超えると補助の先生も付いてくれるそうです。

あと、ここのスクールが良かったのは、生徒が少数の時でも、水の中に入るコーチの他にプールの外でも先生が必ず一人ついてくれるそうで、ここでなら息子も頑張れるかなと思いました。

またこのスクールでは、障害が理由で入会を断ることはないと言ってくださったのもありがたかったです。

ただし、帽子をかぶることが条件とのことだったので、心配になりましたが、「帽子をかぶらせるのもレッスンの内だから、トライしてみます」とおっしゃっていただいたのも本当にありがたかったです。

 

そして、今日、体験レッスンの日でした。

 

絶対に泣くのは分かってはいました。

きっと今日は泣きっぱなしでしょう。

きっと帽子もかぶれないでしょう。

みんなが付けてるアームリング(腕に付ける浮き輪)も付けれないでしょう。

 

不安な気持ちいっぱいで、夫とギャラリーから息子を眺めます。

ベテランのご年配の先生に抱っこしてもらっていますが、息子はやっぱり大泣きしています。

 

先生にだっこしてもらってプールに入り、いよいよ先生が息子にアームリングと帽子を付けます。

 

すぐに外すだろうと思いましたが、

意外や意外。

 

息子は先生にしがみつくのに必死で、アームリングや帽子どころではありません。

かぶらせてもらったままです。

夫と「息子が帽子をかぶってる!!」とビックリ。

 

昨日の帽子をかぶる練習なんて必要ないくらい長時間かぶっているのです。

途中、何度か息子が帽子を取る物の、その都度、先生がかぶせてくださいます。

この調子だと、ずっと帽子をかぶっていられる日がくるのも、そう遠くないような気がしてきました。

 

前半はずっと先生に抱っこしてもらっていた息子ですが、後半は泣きながらも自分の足で立ち、先生に手を引いてもらいながらではありますが、列に並んで、組まれている小さなコースを回ることができました。

 

スイミング、思った以上に練習になることが多く、とても良かったです!

 

レッスン後に少し先生とお話しできる時間があったのですが、

「息子は泣いてはいたけど、その場から逃げようとはしていなかった。水もそんなに怖がっていなかったし、しばらくは泣くだろうけど、いろんな事を経験させるという意味でも良いと思う」と言っていただきました。

 

実は私は「やっぱり帽子がかぶれないから、ちょっとねぇ…」と入会を断られないかと心配していたので、とても嬉しかったです。

 

さっそく、本日入会の手続きをしてきました。

来週から正式に通います!!

 

記事の冒頭で、

 

”療育先によっては何かをトライさせる前に

「この子は障害があるからこんなことは出来ない」と決めつけてしまうことがあるそう”

と書きましたが、これはまさしく私の事でした。

私は息子は帽子がかぶれないと決めつけていたのです。

これは、反省しなくてはいけません。

 

息子の周りには親切な人がいっぱい。

これからお世話になるスイミングの先生方もとても優しそう。

このご縁に心から感謝します!!!

 

 

 

 

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