ADHDを治す方法
自閉症スペクトラム疑いで、ADHDもありそうな息子に役に立ちそうな情報はないかとyoutubeを見ていると、興味深い動画を見つけました。
樺沢紫苑さんという精神科医が、テーマごとに詳しい解説をされる動画、「樺チャンネル」という番組があるのですが、これが結構面白いのです。
うつ病などの精神疾患以外にも自閉症やADHDなどについても、数多く解説されていて、それがとてもわかりやすいのです。
「ADHDを治す方法」という動画を見つけました。
動画の内容ですが、ざっと下記の内容でした。
子供のADHDは大人になると半分以上は治ってる。
子供は大きな可能性を持っており、脳の神経がどんどん成長していくので、
多少、子供のころは、他の人に後れをとっていても、成長の過程でリカバリーできて
普通の人、あるいはそれ以上になることもありえる。
だから子供がADHDでも意気消沈する必要はない。
*ADHDにはどういう対処法があるのか
まず、薬はやめたほうがいい。
ADHDの薬は、覚せい剤と非常に似た構造物質で、脳を刺激し、注意自体を更新するのだが、長期的に服用した際の副作用については十分なデータが確立されていないので薬以外の方法をとったほうがいい。
*薬以外の方法とは何かというと、運動(有酸素運動)がある。
「脳を鍛えるには運動しかない! 」という本があり、この本にはADHDについての記述がけっこうある。
ADHDに有酸素運動が効果的。週に5日、できれば毎日、有酸素運動を20~30分続ける。
心拍数65~75程度、中程度の運動強度(ジョギングなど)すればいい。
さらにADHDに効果的な運動方法として複雑で集中力が求められるスポーツが効果的である。
例えば、武術やダンス・体操。
武術やダンス・体操は、一度に2つの動作をする。
武術は受けを考えながら、攻める。
ダンスは音楽を聴きながら、体を動かすなど、次の動作を考えながら動く。
同時にふたつを考える「ディアルタスク」というものがあるが、
最近の研究ではこの「ディアルタスク」が、脳トレとして一番脳を活性化させると言われている。
認知症の患者に「しりとりをさせながら、ウォーキングマシンを歩かせる」、だけで認知症が改善した論文ある。
ADHDの患者の場合、「注意が障害されている」ということだが、
これはつまり「脳のワーキングメモリーが障害されている」という事で、
ワーキングメモリーが障害されていると一度に2つのことが出来なくなる。
だから逆に
一度に2つのことをやるトレーニングをするとワーキングメモリーが使えるようになる(=注意力が広がるという感じ)
ディアルタスクとなる運動がおススメ。
(樺沢ドクターが)
コンサルタントという映画を見た。
主人公は公認会計士(実は殺し屋だった)なのだが、実は子供のころから注意障害などをきたす、高機能自閉症を持つ。
主人公は子供の頃にいじめなどにあい、悲惨な幼少期を送るが、父親が主人公に徹底的に格闘技をさせた。
格闘技によって主人公の注意障害が非常に改善された。
映画を見終わった後、本当にこんなことあるのかと思って家に帰って「高機能自閉症と格闘技」について調べたら、
実際に「高機能自閉症と格闘技でよくなった」という論文があった。
格闘技によって高機能自閉症であるとか、ADHDなどの注意障害をきたす病気を改善できるという研究が出ている
という内容でした。
過去に読んだ発達障害系の本で「ブランコを漕ぎながら、数を数える」のがおススメと見たことがあったのですが、まさしく「ディアルタスク」の事を言っていたんですね。
息子はまだジョギングなどはできませんが、歩かせながら簡単なクイズをしたり、アルファベットや数字を数えたりさせてみようと思います。
気候が良い時は、毎日保育園が終わってから20分ほど歩かせていたのですが、ここ最近は寒いのもありお散歩はお休みしがちでしたが、なるべく毎日20~30分歩かせてみようと思います。
まだ早いでしょうが、ゆくゆくは武道もさせてみたいと思いました。
この樺沢紫苑さんの動画は発達障害系の情報も多数あるので、おススメです。
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