自閉スペクトラム症(ADHDあり)の息子との日々を記録します

息子は現在6歳、小一。ゆっくりではありますが、息子なりの成長を見せてくれます。大変な事も多いですが、楽しい事も沢山あり、毎日それなりに幸せに暮らしています

息子はパパも大好き、ママも大好き、だから夫にお願いしたこと

一部の発達障害児の中には、母親に対して愛着が薄い子供がいると聞いたことがあります。

後追いがなかったり、子供に必要とされている気がしない、心が繋がっている気がしないと感じる…など。

 

息子の場合は、そんな風に感じたことは一度もありませんでした。

どこへ行っても、常に私の姿を探していましたし、私がいなければいつも大泣きしていました。激しい後追いもありました。

 

ところが、パパに対しては少し違っていました。

0歳、1歳の頃は、それなりに懐いてはいたのですが、息子からパパを求める事はありませんでした。

パパに遊んでもらったり、おむつを替えてもらったり、お風呂に一緒に入ったり、おもちゃも沢山買ってもらったりと、とても可愛がっていたんですが…。

パパはいつも寂しそうで「ママにはかなわないな」なんてよく言っていました。

 

2歳代になってパパをパパと呼べるようになっても、パパと息子の二人でお出かけするときには必ず「ママ来て」と私を呼び、パパ2人でのお出かけをイヤがりました。

3人で公園に行っていた時、息子がこけて大泣きし、近くにいるパパの前を素通りして、わざわざ遠くにいる私の所に走って来たり…。この時はパパもショックを受けていました。

 

そんな息子でしたが、

この頃、パパと二人のお出かけの時、「ママ来て」と言わず、ご機嫌で2人でお出かけをするようになりました。

 

玄関のドアが開く音がすると「パパ!」と言って玄関までお迎えに行ったり、

仕事に行っているはずのパパを探したり、「パパ来て」とパパを呼ぶことが増えました。

 

ここ最近になって、息子の心にパパに対しての強い愛着が形成されてきたように思います。

 

また、同時に「パパ・ママ・自分」という3人は特別な関係である。つまり、家族というものを理解しつつあるように思います。

 

息子の寝かしつけは毎日私が担当しているのですが、パパが家にいる時は、私と二人で寝室に行こうとすると、「パパ来て」とパパと私の手を引いて、三人で寝室に行きたがります。

 

その他にも、息子がひとりで遊んでいる時「パパ来て」といってパパの手を引き、その次に私のところに来て「ママ来て」といって私の手をひき、息子の遊んでいた場所にパパとママを連れてきて座らせて3人で遊ぼうとする。

 

こんな幸せな日々を送りながら、私たち夫婦は悲しいかな未熟者で、時々夫婦喧嘩をしてしまう時があります。

長く口論しあったり、怒鳴りあったりはしませんが、取るに足らない事で、お互いにムキになってしまいます。

 

実はつい先日も、どうでもいいようなことで、息子の前で言い合いになりました。

早い段階でお互いが折れ、大事には至りませんでしたが、今後、出来る限り、子供の前では夫婦喧嘩はしたくありません。

 

そこで、夫にお願いをしました。

 

息子はパパの事も大好き。私の事も大好き。ふたりともが大好き。

その大好きな2人が喧嘩をしたら絶対に悲しいと思う。

大好きな2人にはいつも仲良くいてほしいと思う。

息子にとって家庭は心が休まる穏やかな場所でないといけない。

これから、息子が大きくなった時、もしかしたら学校でいじめにあうかもしれない。

そんな時でも、息子にとって家庭が安全基地でないといけない。

だから、お互いに気を付けよう。少々のことは目を瞑ろう。

 

もちろん、これは自分自身への言い聞かせでもあります。

ここ最近、パパに愛着を見せてきた息子に対して、今まで以上に愛情が深くなってきているパパ。

夫もこの言葉に納得したようです。

夫と私の一番の願いは「息子が幸せになる事」それに尽きるのですから。

 

 

 

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