自閉スペクトラム症(ADHDあり)の息子との日々を記録します

息子は現在6歳、小一。ゆっくりではありますが、息子なりの成長を見せてくれます。大変な事も多いですが、楽しい事も沢山あり、毎日それなりに幸せに暮らしています

息子の「チュチュチュして・ギューして・大好きして」にどう対応するか

年末年始はセラピストさんによるABAホームセラピーが2週間空きました。

 

去年の一番最後のセラピーの日、息子がセラピストさんに対して「チュチュチュして」という発言がありました。

セラピストさんは「先生がしていいの~?ママにしてもらおう~」と上手に対応してくださいました。

私はびっくりしたものの、その場でこういう時の対応法についてセラピストさんに相談することなく2週間のお休みに入ってしまいました。

 

ふと、その日の夜に、その日息子がセラピストさんに言った「チュチュチュして」という発言がとてもマズいもののような気がしてきました。

 

一部の自閉症のうち、積極型の子供は、他人との距離感が分からず、親以外の人に抱っこ等をせがんだりすることを何かで見て知っていたので、息子ももしかして「積極型なのか?」などの考えが浮かんできたのです。

 

というのも、息子は最近「ネンネの顔して」とか「笑ってる顔して」と同じような感じで私に「チュチュチュして」とか「ギューして」「大好きして」と頻繁にいってくるようになってきていて、それに応えてはいたのですが、同じように他の人にも言わないかを少し心配していたからです。

そういう事もあり、急に息子のこのような要求に応えてはいけないような気がしてきました。

 

そもそも、息子とチュチュチュしたり、大好き~と言いながらギューを最初にしだしたのは私なので、これらが過剰なスキンシップだったのではないかと反省したりもしました。

 

セラピストさんに相談してからにしようかなと思ったりもしましたが、なるべく早くに対応しておいたほうが良いような気がして、

息子に「チュチュチュして」と言われたら、チュチュチュはせず、その代わりに手を握って「おててギュギュギュしようね」などの代替えの方法で2週間が過ぎました。

 

急に要求に応えてもらえなくなった息子は「どうして?」と寂しそうな顔をしていました。

それでも何度も要求してきましたが、その都度、代替えの方法で対応しました。

私もとても寂しかったけど、仕方ありません。

 

そして年が明けて、初セラピーの昨日。

このことをセラピストさんに相談してみました。

 

するとセラピストさんは大変びっくりされて、

 

「チュチュチュもギュギュギュも大好きも、もちろんいいですよ、是非、やってあげてください。

これが年中・年長くらいになっても、母親だけじゃなく他人にも同じように言っていたら問題だけど、〇〇くん(息子)はまだ3歳。

今は母子の絆を深める時期です!!!

むしろ、こうやって言ってくるのはいい事です。

もう少し大きくなって、保育園の先生など親以外の人にも言う場合は「おててギュギュギュしようね」などに言い換えてもいいけど、今は問題ないです。

 

とおっしゃいました。

息子の気持ちを思ってくださった先生の目には涙が浮かんでいました。

 

息子よ、ごめん!

 

常に息子にとって「一番良い方法を」と考えるのだけど、考えが及ばず、間違ったことをしてしまうことがあります。

 

特に発達障害児の子育ては、「悩む事・迷う事」の連続だなと最近つくづく思います。

何かを選択するときに、正しい選択ができているのかとても不安になることもよくあります。

ひとつの選択ミス・正しい判断が息子の将来を変えてしまわないかとも思う時もあります。

 

もし、今回この事をセラピストさんに相談していなかったら、母子の絆を深める時期にある息子の甘えの要求にずっと応えていなかったのかと思うと…本当に恐ろしいです。

 

 

 

 

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村