自閉スペクトラム症(ADHDあり)の息子との日々を記録します

息子は現在6歳、小一。ゆっくりではありますが、息子なりの成長を見せてくれます。大変な事も多いですが、楽しい事も沢山あり、毎日それなりに幸せに暮らしています

来年も再来年も、温かい人たちと共に(3歳5か月)

私たち家族はA市に住んでいます。

A市は保育園が激戦区で、2年前の保活では、応募した認可保育園の全てに落選してしまい、認可外保育園に行かせるしか道がなくなり、A市の隣のB市にある認可外保育園に通わせることになりました。

 

ここが今お世話になっているC保育園です。

 

A市内でも認可外保育園を探したのですが、行かせたいと思える認可外保育園はありませんでした。

それに比べC保育園は車で20分ほどかかりますが、部屋は明るく、園庭もあり、楽しい季節行事や野外活動などにも力を入れられていて、見学に行った時、「ここなら安心して息子を預けられる」と一目見て気に入った保育園でした。

 

通い始めたら、C保育園がますます素晴らしい保育園だという事に気が付きました。

まず、すべての先生が優しい。例外の先生がいないのです。

そして、息子について、「手がかかる」「他の子はできるのに」のようなクレームじみた事を言われたことが一度もない。それどころか、良い所を見つけて褒めてくれ、いつも暖かく見守ってくれる。

 

こんな保育園だから、息子は毎日楽しく通っていました。

 

ところが、去年の年末、C保育園からある通達がありました。

「来年2020年からC保育園は認可外保育園から認可保育園になる。

そのため、2020年以降は、市外に住む息子はC保育園に通い続けることができない可能性がある」と。

 

この時点ではC保育園側でも検討中の事案だったため、今後どうなるかは定かではなく、詳細が決まり次第、春頃に説明会が開催されるという事でした。

 

残念ですが、仕方ありません。

ここ数か月は来年の進路について悩んでいました。

私立の幼稚園では発達障害であることを伝えると遠回しに断られたり…

少し離れた私立幼稚園だと、小学校に上がった時、知り合いが全くいないのも息子が不安に思うのではないかと危惧したり…

地域の公立幼稚園に入れる事も考えましたが、1クラス25人~30人ほどと大人数らしく…そんな大勢の中で万一加配の先生に付いてもらえなかったら…と考えると、とても息子がやっていけるとは思えません。

心配が募るばかりです。

 

そろそろC保育園から説明会が開催される頃ですが、未だに連絡がないので、今日思い切って園長先生に今後どうなりそうかを聞いてみました。

 

現時点では行政の事務遅れが発生していて、説明会は7月頃になると思う。でも現時点で分かっている事を教えてくださいました。

 

●居住地関係なく、既存の園児が優先となる。

●だから息子君は市外に在中ではあるけど、継続して通う事が出来る。

●4歳児クラス、5歳児クラス共に定員は12名であること。(息子は来年は4歳児クラス)

●既存の園児で定員となったら、新たに募集はしない。

●もし、息子君も継続利用を希望する場合は、息子の分の定員数を確保する。

●加配の先生を希望する場合は市に申請することも出来る。でも息子君の場合は加配が付かない可能性もある。

 

と、おっしゃってくださいました。

 

今まで私は園長先生に無理なお願いを何度かしてきました。

手のかかる息子、事あるごとに無理なお願いしてくる私たち親子は、てっきり園長先生にとっては面倒な存在と思われていると思っていたので、快く来年も引き受けると言ってくださる事に大変ありがたく思いました。

 

それに、1クラス12人の少人数制って発達障害の息子にとって最高の環境だと思います。

多分、担任の先生はお一人だとは思いますが、園児が12人なら息子にも気を配ってもらえると思います。

(それに加配の先生も付いてもらえたら、もっとありがたいですが)

それが1クラス30人もの大きな幼稚園だと、息子は多分混乱するでしょうし、先生の手が行き届かず、多分放置されると思います。

 

息子のABAセラピストでもある心理士の先生に「加配」について聞いた相談した事があるのですが、心理士の先生も息子には加配が付かない可能性が高いとおっしゃっていました。

例えば言葉がしゃべれないなど障害が重度であったり、四肢障害のある子供などには付きやすいけど、予算の都合もあったりで、加配の先生についてもらうのはそんなに簡単ではないとおっしゃっていました。

一人の加配の先生が一人の園児にべったりと付いてくれるようなことは、あまりないらしく、何人かの障害児に一人の加配の先生が付かれる事が多いようで、その場合は、ダウン症や四肢障害のある子供が優先的にサポートされ、体を動かすことができる発達障害児のサポートは後回しにされることも多いとおっしゃっていました。

 

※加配については地域差があると思います。

 

現在、息子は3歳児クラスです。

3歳児クラスは息子を入れて15名、担任の先生1名の他、サポートに入ってくださっている先生が1名いらっしゃます。

園に迎えに上がった時は、先生が「息子君は今日はこんな事を上手にしていたよ、こんなことも出来るようになっていたよ、こんな楽しい出来事があったよ」と息子の様子を詳しく教えてくださいます。

息子以外の14名の園児たちはみんな息子の事をよく理解してくれているそうです。

来年の4歳児クラスでは、ほとんど今と同じメンバーが進級するそうです。

どの先生方も息子の特性をよく理解してくださっています。

そんな素晴らしい保育園に、来年も再来年も通わせて頂くことが出来ることが本当に嬉しく、心からありがたく、今日は喜びで胸がいっぱいになりました。

 

これからも息子に沢山のHAPPYと沢山のLUCKYが訪れますように!