3度目の冬(4歳11か月)
ABA を始めて3度目の冬になりました。
我が家では 使用していない一部屋を、ABA専用の部屋としているのですが、冬の ABA は暖かいリビングから寒いABAの部屋に移動するのが辛くて、やり始めるまでが結構きつく…。
今年も ABA 専用ルームに電気カーペットを仕込んだり、ひざ掛けを用意したりと冬支度を始めていて、ABA を始めて早い物でもう3回目の冬を迎えるんだなと思うと、3年が(厳密には2年半です)とても早いものだったと感じます。
2歳半の時に始めた ABA ですが、最初は単語はたくさん出るものの、二語文が全く出ていない状態でした。
しかし 、ABA を始めてすぐに二語文が出始め、それからどんどん言葉を覚えました。
今では普通の同年齢の定型発達の子供に比べると、全然ですが、それでも息子なりに色々な言葉や状態、要求を伝えられるようになりました。
「パパとママと3人でねんねしたい」とか「廊下の電気を消して」「誰のお弁当?」
「何が入ってると思う?」などクイズを出してくることもあります。
本などを持ってきて「みてみて」、「ここに●●がかいてあるよ」とか、
「~が痛い」「~が食べたかった」「~に行きたい」「もっと~したい」「違うのにして」など。
それと、最近やたら「ママ大好き」と言ってくれます。
また、以前は助詞の使い方が間違っていることがとても多かったですが、この辺もだいぶ修正されてきたなと感じています。
しかし、正しく使え伝えられない言葉もまだまだたくさんあります。
例えば「~してほしい」というのを、「~する」と言ってみたり、「~をしたい」を「~をする」など、その他にも息子を特有の独特の表現がかなり沢山あります。
あと独り言がめちゃくちゃ多い。
ADHDは口も多動で、とにかくずっとしゃべっています。
ドキンちゃんにしっぽはない、積み木は食べられない、など。意味不明な言葉が多い…。
低年齢の時はさほど目立たなかった障害ですが、今ではだれが見ても、明らかに障害児で、私もそうみられる事にも随分慣れました。というか、どう見られてもいいという割り切りに変わったといったほうが正しいかもしれません。
現在のABAの内容は
主に、
順番(何番目後ろから何番目右から何番目左から何番目)
ひらがなを書く練習
簡単な足し算(足す側の数字は10未満しかでしない)
時計の読み方
あと、七田式のプリントが割と良くて、「もじ・ちえ・かず」を一日一枚を目安にしています。
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値段が少々お高いのですが、1年分と考えると、むしろ安いですよね。
こどもチャレンジもやっていますが、こちらはシールを貼ったり遊びの要素が強いので、難しい課題と難しい課題の間にお遊び感覚で取り入れています。
息子の場合、例えば足し算、平仮名をかくといったぱっと見て分かる問題や、何かのグループの中で一つだけ違うものにバツを付けるなどといった、よくある形式の問題については問題なく解けるのですが、誰がどうしたなどの文章問題はほとんど理解できません。
今のうちに読解力をつけておかないと、わりと早い段階で小学校の勉強について行けなくなるのではないかと危惧し、ABAの先生と相談して、くもんの国語の通信講座を始めることに決まりました。
まだ始まっていないのですが、くもんは繰り返し繰り返し同じような問題が出てくるらしく、確実に国語の力がつくと思うと先生がおっしゃっていました。
こうして息子の弱点を専門的な視点で見ていただき、それを就学前に身につけさせておくことができるのは本当にありがたいです。
就学までまだ1年ある。でももう1年しかない。
支援級に行くことはほぼ決定してますが、できる限りの準備しておきたいと思っています。
ABAは大変だし、面倒くさいし、たまには休みたい…など思う時もありますが、出来なかった課題ができるようになった時の喜びは本当に大きく、これが親にとっての好子になり、また頑張れるんだと思います。
時々、課題と課題の間に絵しりとりをしています。
息子は絵を書くのが大好きのよう。