自閉スペクトラム症(ADHDあり)の息子との日々を記録します

息子は現在6歳、小一。ゆっくりではありますが、息子なりの成長を見せてくれます。大変な事も多いですが、楽しい事も沢山あり、毎日それなりに幸せに暮らしています

祝!スイミング初の進級

ちょうど1年半から始めたスイミング。

2019年の1月から通っています。

 

今日、やっと一番初心者のクラスから、ひとつ上のクラスに進級することが出来ました。

息子よ、本当によく頑張った!

 

進級するためには以下のスキルが必要でした。

 

・ベンチの上を歩くことが出来る →2019/2/23達成

・泣かずに練習ができる →2019/3/23達成

・バブリングが出来る →2019/10/26達成

・頭から水をかぶることが出来る →2020/07/27本日達成!

 

たったこれだけの事ですが、息子にとってはどれもこれも難しく、

泣かずに練習ができるようになるだけでも2か月ほどかかりました。

「頭から水をかぶる」事が一番の難関でした。

半年以上かけてお風呂で練習しました。

 

息子より、明らかに小さい子供達が、息子より上のクラスのワッペンを付けているのを目の当たりにし、複雑な気持ちになった事もありました。

一時は大学生のバイト?と思うような人がコーチになり、練習中、ずっと抱っこされて全く練習になっていない時期もありました。

やめようかと思った時期もありました。

 

最初の頃はいつもプールの隅でモジモジし、自分の番など理解できず、列に並ぶ事すらできませんでした。

でも、今はそれなりに並び、自分の番になると自発的に動いています。

 

ギャラリーから見ていて、全体の指示が聞けているのが分かります。

例えばコーチがみんなに「座って足をばちゃばちゃして」の指示で息子もバタ足をし、

コーチが「中に入って」の指示で息子もプールの中に入る。

 

当初は指示もほとんど通らず、みんながプールの中に入っても1人だけ座っていたりしていた事を思うと、大きな成長を感じます。

 

多動故、練習中の逸脱は今でもありますが。

 

発達障害児の習い事について、「合わない、向いてないと思ったらすぐにやめる」事を推奨されている専門家もいるようです。

ですが、私たちのお世話になっている心理士さんの考え方はこうです。

 

脳の成長期である、幼児期から小学校卒業までの間は得意、不得意に関わらず、様々な事を集中的に学習することで、苦手な部分を底上げし、得意分野を伸ばすことにつながっていく。→「ボトムアップ的支援」

 

小学校高学年や中学生以後は、将来に向けて得意な事を伸ばしていく「トップダウン的支援」

 

私は息子にスイミングが向いているとは思いません。

息子も「スイミング嫌」と言っていた時期もありました。

でも、上記の理由から、幼少期の今なら苦手な事でも、ある程度までは出来るようになるのではないかと思いました。

 

また、体育会系のコーチは、保育園や療育の先生などとは少し違い、「ストレスがどうこう」とか、「無理やりはダメ」などという考え方の人より、泣いている子供に対しても躊躇せず、強引気味に導いてくれるのも、スイミングのメリットだと感じました。

 

次に進級するには、3秒間、水面に顔をつけられないといけません。

息子にとっては、またしても難題です。

 

今日も帰り道に「スイミング楽しかった」という言葉が聞けました。

 

息子よ、嫌がっていた時、母はこのまま続けていいのか、とても迷ったよ。

でも、頑張ってよかったね。

苦手な事も、継続することで、少しずつ上達して、好きになれるという事を経験したね。

その経験は、あなたの一生の財産だよ。