息子に無理をさせていないかを省みる(3歳10か月)
もうすぐ、保育園の運動会があります。
保育園での練習だけでは、できないことが沢山あり、自宅では日々のABAに加え、ダンスの練習や玉入れの練習、お歌の練習と忙しい日々が続いていました。
数週間前から、息子の多動と衝動性がいつも以上に酷くなっている事に気が付きました。
いつも椅子に座って食事ができるのに、体をふにゃふにゃさせたり、寝転んだり。
ABAの途中でも離席が目立つ、課題を嫌がるなど、日常生活での指示も通りにくい。
息子の多動・衝動性は波があり、その原因はまだはっきりと突き止められていないのですが、もしかして今、息子の状態が良くないのは、様々な練習がストレスになっているのではないかと感じるようになりました。
保育園でも毎日のように運動会の練習をし、家でも運動会の練習。
息子の毎日は練習三昧なのです。
三輪車の練習、はさみの練習、滑り台の練習、お箸の練習、顔に水をかける練習、体を洗う練習、ジャンプの練習…。
定型発達の子供が簡単にできる事でも、息子は何度も練習をさせないとできないことがとても沢山あります。
だから、ついつい、私も力が入ってしまって、あれも出来ないから練習させないと、これもできないから練習させないと…と息子に随分と無理をさせてしまっている気がしてきたのです。
だけど、練習を繰り返さないと、本当にほとんど何もできない。
そこで、どうしたら、息子に無理なく練習させることができるのかを考えてみました。
1.運動会が終わるまでは、優先順位の高い事のみ、ゆるっと練習させる。
ただでさえ大変な時期に、三輪車や滑り台などはさせる必要はないように思いました。
日々のABAは日々の積み重ねが大変重要なので、運動会前であっても行いますが、いつもより短時間に、簡単な課題を中心に行うのがよいのではと思っています。
2.優先度の低い物は、例え同じ年の子供が出来ていることでも、無理なく出来るようになる年齢まで待つ。
トイトレの時にも思ったのですが、お箸や自転車など、早くできるようになるに越したことはないけど、まずはそれができる体・手になってから練習させたほうが、断然子供も短期間で尚且つ楽に習得できるのではないかと思いました。
周りが出来ていても、気にしない、焦らない。
3.遊びを取り入れながら練習させる。
ABAでもそうですが、好きな物・得意な課題を組み込み、楽しみや自信も与えながら練習させる。
息子は飽きっぽい性格ですが、好きな物がとても多く、その点は助かっています。
形、数字、シール、反対言葉、動物などが息子の好きな物なので、例えばシールを使ったワークをしたり、反対言葉を結ぶプリントなどを使って運筆の練習をしています。
4.時間がある時はできるだけ、息子が好きな事をして過ごす。
今、息子はどこに行きたいと思っているかな?と想像し(息子はまだ行きたいところのリクエストできません)できるだけ、息子が楽しめる場所に連れて行ったり、スキンシップの時間を多く取ったり、息子の好きなおもちゃや本を用意し、息子が楽しいと感じる時間を増やすようにしたいと思います。
息子の人生は、今後も練習、練習の連続になるでしょう。
何を練習させ、どんな工夫をして、いかに楽しみながら練習させるか。
私のこれからも、それがとても大きなテーマだと思います。