自閉スペクトラム症(ADHDあり)の息子との日々を記録します

息子は現在6歳、小一。ゆっくりではありますが、息子なりの成長を見せてくれます。大変な事も多いですが、楽しい事も沢山あり、毎日それなりに幸せに暮らしています

最近のABA、平日と土日(3歳6か月)

 セラピストさんによる、週に2回(1回2時間)のABAセラピーの他、私が毎日40~60分くらいのABAを行っています。

お昼寝をしなくなった息子は、夕方にABAをすると眠くなるようなので、慌ただしいですが朝、登園前に行っています。

 

ASDADHDを併発していると思われる息子は(確定診断はまだですが)、ABAにより次々に言葉を覚え、随分コミュニケーションが取れるようになってきました。

 

また、ABAを始めた当初は、座って課題に取り組むことが難しく、あらゆる工夫をして、息子の興味を引き付け、DTT(デスクでのABA)を行ってきました。

その結果、当初からは考えられないほど、じっと座って課題に取り組むことが出来るようになりました。

 

しかし、現在でも息子が強く興味を持つ物、例えば目新しいカードや絵本などを目にすると、遊びたい衝動、動きたい衝動を抑えることが難しい状態です。

 

なので、現在はこれらの特性を克服するための課題を多く取り入れ、就学に備えています。

 

 

最近メインで取り組んでいる課題

 

・3ヒントクイズ

ADHDでもある息子は、衝動性が強いため、人の話を最後まで聞くことが出来ません。

今のうちに人の話を最後までしっかり聞ける練習をしておかないと、息子はこれから学習の機会を失ってしまう、とのセラピストさんのアドバイスにより始まった課題です。

 

「12種類の動物が、それぞれ4種類の絵で描かれています。
絵札には12種類の動物が各4枚、合計48枚ありますが、1種4枚の絵は、例えば、同じねこでも姿態、衣服の色などが違っています。
ヒントを頼りに数ある中から該当する1枚を正しく発見させる遊びが楽しめます。」

 

最後まで相手の言っている内容をじっと聞かないと正しく答える事は出来ません。

衝動性の強い息子が最後までじっとヒントを聞いています。

 

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・絵本の読み聞かせ

 

普通の読み聞かせではありません。

「息子の定位置」として、床にビニールテープで正方形に囲った場所を作り、座らせます。

親(若しくはセラピストさん)は息子の正面に座ります。

本の内容は、息子が興味を持つ絵本で尚且つ、短めの本を用意します。

読み聞かせの最中に、息子が絵本に近寄って来たり、立ち上がったり、四角で囲った定位置から出てしまったら、即座に絵本は閉じて、後ろに隠します。

そして、定位置に戻るように促し、戻れたら読み聞かせを再開します。

最初は1歳向けくらいの絵本から始めた課題ですが、現在は2~3歳向けくらいの少し長めの絵本でも、びっくりするほどじっと座って聞いていられるようになりました。

毎日行っています。

 

・待つ練習

 

何でもよいのですが、いくつかの物をテーブルの上に置きます。

例えば、アンパンマンバイキンマンメロンパンナ・コキンちゃん・ドキンちゃんの人形を5個ならべ、正面にいる息子側から見えないように大きい本か何かで全ての人形を隠します。

 

そして、そのうちのひとつ、例えばアンパンマンを隠します。

その間、息子に「おててお膝で待っててね」といい、待たせます。

 

次に「もういいよ」と言い、隠していた本を取り去り、「何がなくなった?」と聞きます。

最後に息子がなくなった物を答えるというゲームです。

 

最初はフライングして、隠している本に手がいってしまったり、足をジタバタ動かして静かに待っていられなかったのですが、少しずつ待てる時間が延び、今ではフライングすることもほぼなくなりました。

 

このゲームは短期記憶を鍛える練習にもなるそうです。

 

下記はADHD対策ではありませんが、

 

・シークエンスカードによるお話作り

3枚のカードを正しく並べて、ひとつの場面(ストーリー)を作ります。

英語用教材のようですが、絵が小さい子供にも分かりやすくセラピストさんが使っておられたので、私も同じものを使っています。

 

まだ2語分、多くても3語分程度が中心の息子ですが、より多くの言葉の表現を身に付けるための練習です。

 

3枚のカードを「最初・次・最後」と並べさせ、それぞれ何をしているのかを言葉で説明します。

 

 


 

 

 

その他にも、模写、はさみ、折り紙、塗り絵などやらせたい課題はまだまだ沢山ありますが、平日は時間がないので、メインの課題のみで終わってしまいます。

その分、土日は時間がたっぷりあるので、メインの課題以外にも、過去の課題をおさらいしたり、少し時間が必要な遊びを好子にして2時間近く行っています。

 

土日限定で行う課題は例えばこんなものがあります。

 

遊び間隔で微細運動にもなる、アンパンマン くみたてDIY

 

確か1年以上前に、ばあちゃんが買ってくれたおもちゃです。

少し早すぎたのか、今までは全くできなかったのですが、この頃少しねじを回せるようになってきました。

このような、少し難しいおもちゃは、いつも遊んでいる場所でさせるより、ABAの最中の休憩も兼ねてDTT用のデスクで行うのがとても効率的です。

時間がかかるので、土日に練習しています。

 


 

 

音読の練習

 

息子は文字を読むのは得意です。

少し早いですが、得意な事はどんどん練習させるのが良いとのセラピストさんからのアドバイスをいただき、土日限定で練習しています。

この頃は出先でも看板の文字を読んでいる事もよくあり、成果がでているのかなと感じています。

 

 


 

 

私は丁寧に息子と向き合える、この土日のABAの時間がとても好きです。

ABAは、毎日行っていますが、先日息子が体調を壊した時、数日お休みした事があります。

その時は楽な反面、息子と向き合えていないような気がして、とても寂しかったです。

ABAを始めて約1年。今ではもうなくてはならない、私の生活の一部になったのだと感じています。

 

 

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