自閉スペクトラム症(ADHDあり)の息子との日々を記録します

息子は現在6歳、小一。ゆっくりではありますが、息子なりの成長を見せてくれます。大変な事も多いですが、楽しい事も沢山あり、毎日それなりに幸せに暮らしています

発達障害児を育てる苦労、母親が健康でいるために

発達障害児を育てるのはとても大変です。

 

息子を育てるのが大変だなと思う理由

 

1.まず、指示が通りにくいので、日常生活のすべてが大変。

2.定型の子供が簡単に出来る事でも、息子にはできないことが多く、練習をさせなければいけないことが、かなり多い。多すぎる。

3.思い通りにならないと癇癪を起こすことがある。

4.偏食、小食なのでご飯を食べさせるだけでも一苦労。

5.他害があるので、発達障害の子供を持つ親とも仲良くなりにくく、孤独を感じる。

6.多動なので手が離せない、スーパーのレジなどでも必ず手を繋いでいないといけない。

7.保育園、療育が数種類、ABAホームセラピー、スイミングなど連れて行かなければいけないところが多く、行き先毎に先生との良い関係づくりが必要。

 

こちらを向いてはお願いし、あちらを向いては謝り…そんなイメージです。

 

イライラが限界、寝る前に泣くことが増えた

 

この頃、気分にムラがあります。

調子がいい時は、息子の為ならどんなことでもやってやろうと、意欲に燃える時もあるのですが、その反面、もう疲れた、こんな大変な事ばかりもういや、これがいつまで続くの、朝起きたら息子も私も死んでたらいいのに、など考え、寝る前に涙が止まらなくなる日が増えました。

手持ちの安定剤を飲む日も増えました。

うつ病ではないのでしょうが、このままいくと、うつ病になりかねないとおもいました。

 

今、うつ病になるわけにはいかない

うつ病になった事がないからわかりませんが、うつ病になると、意欲が低下すると聞きます。

そうなると、毎日のABAもできなくなるでしょう。

保育園や各療育機関、スイミングなどの先生と良好な関係づくりも難しくなるでしょう。

苦手な事を練習させる意欲も低下するでしょう。

現在行っている、息子にプラスになるであろうことの多くが出来なくなってしまう恐れがあるのです。

 

うつ病にならないためには

私は精神科医の樺沢紫苑の動画をよく見ているのですが、下記の2つは、最強のストレス発散方法と紹介されていました。

1.睡眠をしっかりとる。(樺沢先生的に1番のストレス発散法と仰っています)

2.少し汗を流すような中程度の有酸素運動をする。

運動をするだけでストレスが発散できる。

運動により、コルチゾール(ストレスに反応して分泌されるホルモン)が減ることが証明されている。

 

www.youtube.com

ここから下は私の考えです。

3.疲れている時はABAを含む家庭療育や、家庭内での療育的な関りなどは休む。

気力がある時はもちろん頑張ります。でも、疲れている時はくらいは罪悪感を感じる事なく休んでいいと思うのです。

 

4.スマホやテレビ・ゲームに頼ってもいい

育児において、頼りっぱなしにするのは良くないと言われるテレビやゲーム。

でも、疲れている時は、これらに頼って、母が疲労から回復するのが先だと思います。

 

5.食事は外食やお惣菜で

食育的には褒められた事ではありませんが、食事を作らなくて良い、片付けなくても良いというのは、疲れた母親には大きなメリットです。

せっかく作った料理も食べない事が多い息子。でも、定食屋さんのやよい軒に行くと残すことなくパクパク食べる。私もイライラせず、息子もおいしく食べ、一石二鳥。

だから、疲れたときはもっぱらやよい軒に連れて行きます。

 

6.節約は一旦休憩

発達障害児を育てるのには大変なお金がかかります。

我が家でもABAを始め、息子のためになりそうな事・物は積極的に用意しているため、とても沢山のお金がかかります。

その分、親は節約、節約となりますが、この節約もストレスの原因になると思うのです。

たまには自分の好きな物を買ったって罰なんて絶対に当たりません。

だって、こんなに頑張っているのですから。

 

7.仕事はニの次

私は自宅で仕事をしているのですが、辛くて落ち込んでいる時は仕事どころではありません。それでも気持ちを奮い立たせて、なんとか仕事していた時期もあります。

でも、そんな時は集中もできず、仕事のことなど上の空なのです。

そんな時は思い切って仕事はしないことに決めました。また出来る時にやればよい。

今、自分の一番の仕事は、息子を育てる事なのです。

(お勤めに出られている場合は難しいかもしれませんが)

 

8.気分が良くなることをする

映画を見る、おいしいものを食べる、好きなミュージシャンの音楽を聴く、ドライブする、カフェで読書する、おしゃれする、など気分が良くなることを積極的にする。

 

9.夫、親など、自分の気持ちを聞いてもらう

友達にはなかなか言えないような、ネガティブな事も親や夫になら話せます。

もう疲れた、限界だ、息子と二人の時間が辛い、など。

私は実の母によく愚痴を聞いてもらっています。

良い年して、親に愚痴をきいてもらうなんて、情けない限りなのですが、発達障害育児の悩みは、なかなか他人には言い辛い上、理解も得られにくい。

親になら泣き事も言えるかな。申し訳ないのですが。

 

そして、「本気で辛い」という事を夫や親に言うと、とても協力してくれます。

先日も、どうしてもやりきれない気持ちを電話で母に話したところ、その日のうちに、車をぶっ飛ばして、我が家に来てくれました(車で2時間)

5日間ほど泊ってくれて、育児も手伝ってもらい、気分転換にもなり、ありがたかったです。

 

夫も休日は「ママの休憩日」と称し、半日くらいは息子を連れて出かけてくれます。

その間は自分ひとりの時間です。本を読んだり、テレビを見たり、買い物に出かけたり…

 

10.友達に会う

具体的な悩みについては話せなくても、気分転換になり、どんよりした気持ちから抜け出せることが多いように思います。

 

以上、自分自身に言い聞かせながら書いてみました。

母親が心の病気にならない事も、子供を育てていく上で非常に大切な事のひとつだと思います。

 

 

 

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