自閉スペクトラム症(ADHDあり)の息子との日々を記録します

息子は現在6歳、小一。ゆっくりではありますが、息子なりの成長を見せてくれます。大変な事も多いですが、楽しい事も沢山あり、毎日それなりに幸せに暮らしています

スモールステップで乗り物デビュー

2歳9か月の自閉症スペクトラム(疑い)の息子は、足で蹴るタイプの屋内用乗り物おもちゃに全くの興味を示しませんでした。

 

息子は怖がりで、滑り台だってようやく最近滑れるようになったくらいですから、こういった乗り物も怖いのかもしれません。

 

2歳なりたてくらいの頃、うちにしまい込んでいる乗り物系おもちゃを友達の子供さんが見つけて、「これ乗りたい~」とサクサク乗り、足で蹴り進んでいる様子を見て、やっぱり普通の子はこうだよね…と落ち込んだこともありました。

 

つい先日の夏休みに、ばあちゃん(私の母)が家事&育児のお手伝いに2週間ほど我が家に泊まり込みで来てくれていたのですが、その時に「てんとう虫の乗り物なんかはどうかな?」と提案してくれたのです。

 

ばあちゃんは、姪にプレゼントしたことがあり、てんとう虫の乗り物の存在を知っていたようです。

 

息子は興味の幅が非常に狭く、自分の興味のないことはしようとしません。

お絵描きだって、塗り絵だって、息子の好きな「虫・海の生き物・アンパンマン・くだもの」などに絡ませることで、少しずつ上達してきました。

 

てんとう虫の乗り物があること自体、私は知らなかったのですが、ネットで検索してみると、なるほど、確かにある!これは息子も興味を持つかも!!

 


 

 

なかなかのお値段ですよね。

乗るか乗らないかわからないものに10000円近くも出すのは躊躇いました。

 

そんな時にはやっぱりありがたいメルカリです。

美品がお手頃なお値段で販売されており、さっそくそちらを購入してみました。

 

息子がどんな反応をするか、楽しみにすること数日。

手元にてんとう虫の乗り物が届きました。

 

息子は興味はあるものの、少し警戒しているようでした。

 

いきなり乗せようとせず、スモールステップで、てんとう虫を なぜなぜすることから始めてみました。

「てんとう虫さん、なぜなぜしてあげて」

 

初日は 触ろうともせず、(本当に怖がりです)

次の日くらいから、ちょんちょんと撫でる程度。

でも撫でたときは「上手上手」と褒めました。

 

てんとう虫の持ち手を持ち、部屋の外に出してドアをしめて「バイバ~イ」と言った謎の行動もあり、やはり警戒しているのか?

 

でも日にちが経つごとに、上手に撫でたり、手押し車のように押したり、少しずつ上達していきました。

 

そして、ここ1週間くらいはてんとう虫さんに座ったり、てんとう虫さんを持ち上げて「ギュー」っと言いながら抱きしめたりしています。

(ABAの動作模倣で、ぬいぐるみを抱きしめて、「ぎゅーして」というのをやっています)

 

そして、今日、ふと息子を見ると、てんとう虫さんにまたいで、足を動かして進んでいるではありませんか!

 

もうビックリです。

 

やったね!ばあちゃんのアイデア、大成功です。

 

まだ、ビュンビュン乗れるという感じではないですが、そう出来る日も近そうな気がします。

 

ちょっと嬉しい出来事でした。

 

 

 

 

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