自閉スペクトラム症(ADHDあり)の息子との日々を記録します

息子は現在6歳、小一。ゆっくりではありますが、息子なりの成長を見せてくれます。大変な事も多いですが、楽しい事も沢山あり、毎日それなりに幸せに暮らしています

写真カードを使って人物を覚えさせた結果、パパと呼べるようになりました

2歳8か月の自閉症スペクトラム(疑い)の息子は、2か月くらい前まで、ママどれ?でママを指差し、パパどれ?でパパを指さすことはできましたが、「パパ」や「ママ」と自ら呼ぶことはありませんでした。

 

そこでパパに息子に「ママ~」と遠くから呼ばせ、私が「はーい」と返事をしママと呼ぶことを覚えさせようとした結果、ママを「ママはーい」と覚えてしまいました。

 

 

takaramono.hatenablog.jp

ABAセラピストのお方に、「ママはーい」を「ママ来て」に置き換えるようアドバイスをもらい、現在では正しく「ママ」と呼べるようになっています。

 

しかし、パパについては、「パパ」と呼ぶことはなく、曖昧にしか理解していないようでしたので、写真で覚えさせることにしました

 

写真で覚えさせるにあたって、ABAのセラピストに相談し、下記のアドバイスをもらいました。

 

***準備編***

1.顔がなるべく大きく写っている写真で

2.その人しか写っていない写真

3.覚えさせてたい人の写真以外の物も用意する。(動物・道具・食べ物など子供がほどほどに好きな物をチョイス)

4.それを各二枚ずつ用意する。

私は同じ大きさで、カードにしました。

人物はまずはパパ・ママ・ばあちゃん・息子本人の4人分を用意しました。

 

慣れたら家や保育園の写真、保育士さんやセラピストさんの写真など増やせばよいそうです。

 

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私が作ったカードの一部。

その他にもハンバーガーやテレビなども作りました。

 

 

***実践編***

1.いきなり写真カードを見せてこれ誰?ではなく、スモールステップで始めます。

これはパパ、これはママ、これはきりん、などと言いながらカードを出す。

 

2.慣れてきたら写真カードをマッチングさせる。

ママのカード・パパのカード・きりんのカードを並べ、ママのカードを出して、「ママと一緒はどれ?」を繰り返す。

 

3.私は覚えさせたい人の写真以外に、帽子を作ったのですが、「パパに帽子被らせて」といい、パパの写真に帽子のカードを重ねさせたりしました。

 

最初は、ばあちゃんとパパを間違える事が多かったです。やはり息子の中では曖昧だったのですね。

繰り返すようちに、間違えることはなくなりました。

結構あっという間にできるようになりました。

 

そうこうしているうちに、日常生活の中でも自然に「パパ~」と呼んだり「パパきて」や「パパ読んで」などという言葉が出るようになりました。

 

一時はパパに向かって「ママだっこ」などと言っていた時もあったらしく、パパも少し寂しそうにしていました。

でも息子にパパと呼ばれてとても嬉しそうです。

 

今度、ばあちゃんが来た時に「ばあちゃん」と上手に呼べるかが楽しみです。