いとこ達と過ごす夏休み③(3歳9か月)
第一弾、実家で4泊5日、
第二弾、我が家で4泊5日と合計10日間をいとこ達と過ごした息子。
第二弾の頃から、何かと孤立しがちな息子が、叔母に当たる私の妹にまみれて行ったり、いとこ達とも、ぎこちなさは残るものの、少しコミュニケーションが取れるようになってきました。
息子もいとこ達に親しみが増し、親戚同士の集まり感も出てきたなと感じるまでになりました。
そして第三段は、再び息子を連れて実家へ。
今回も4泊5日です。
すっかりいとこ達に慣れた息子なので、今回は私も安心して帰省しました。
いとこのAちゃんもBくんも到着した私たちを笑顔で迎え入れてくれました。
第三段では、主に第二弾の「我が家で行ったABAの反復」と、更なる「子供同士のコミュニケーション」の強化を目標にしていました。
引き続き「貸して」「どうぞ」「ありがとう」の練習の繰り返し、
みんなで並んで座り、絵本の読み聞かせをしたり、
縦に並び、名前を呼ばれた人は返事をしてラムネをもらい、もらった人は食べずにみんながもらい終わるまで待つ練習をしたり、
第二弾でAちゃんのアイデアから始まった2枚のカードを重ねて、後ろのカードを少しずらして少しだけ見せ、後ろに隠れている動物を当てるゲームなどを行いました。
少し離れた所にある大きな公園で外遊びもしました。
普段、息子は長い滑り台などは嫌がるので、親の私たちも「息子にはこんな長い滑り台無理だろう」と決めつけてしまったのですが、いとこの2人が「息子くんも一緒に滑ろう」と誘ってくれ、息子は私に抱っこされたままでしたが、息子にとって過去最長の滑り台にもチャレンジしました。
お祭りでの輪投げそうですが、「どうせ息子にはできないだろう」と親が決めつけて、させていなかった事が多かった事にも気が付きました。
例え、ちゃんとできなくても、経験にはなるし、何より色んな事にチャレンジすることに意味がある。
実家滞在中は、息子が食べられる料理をリクエストしていたのですが、普段食べさせたこともないような骨付きチキンやカッテージチーズ、つくだ煮入りのごはんなど、食べさせたことのない食べ物が出てくる事もありました。
食べない物もありましたが、意外にも食べる物も結構あり、食べないと決めつけないで、色んなものを食べさせてみる事も大切だと感じました。
食べないと思っていたのに食べた食べ物のなかで一番驚いたのは綿菓子です。
綿菓子メーカーで綿菓子を作ったのですが、「雲だよ、食べてみる?」と聞いてみた所、最初は嫌がっていましたが、一口食べたらおいしかったのかペロリと食べたことにビックリ。
いとこ2人や私の妹に誘われて、普段ならさせていないだろうなと思う事を沢山体験させることが出来ました。
そしていよいよ最後の夜…
すっかりAちゃんに慣れた息子がAちゃんに「Aちゃん、いないいないばあして」と言っているではありませんか!
それにAちゃんは応えてくれて、いないいないばぁの後、変顔などしてくれます。
息子はそれが楽しかったようで、少しぎこちないものの、また「Aちゃん、いないいないばあして」と言っているのです!
今まで息子が他の子供と遊ぶ場面など想像すらできなかったのですが、もしかして、もしかして、もう少し大きくなったら、普通に友達と遊べる日がくるのではないかと思えた瞬間でした。
「貸して」や「ありがとう」などの言葉も随分自然に出るようになりました。
合計15日間をいとこと共に過ごした息子は一回りも二回りも成長することができました。
息子は名前を呼んでも無視することが多いです。(親には反応します)
名前を呼ばれても、呼ばれている人の方を見ることはあまりありません。
そのため、最初は「息子君、息子君」と声をかけてくれていた子供も、反応の少ない息子に対して「この子、なんか変」と感じて、次第に息子に声をかけてくれなくなることが多いです。
しかし、Aちゃんは違いました。
名前を呼んでもスルーする息子に、諦める事なく何度も名前を呼んでくれたり、コミュニケーションができない息子にも、クイズを出してくれたり、いないいないばあをしてくれたり、なかなかこんな子供っていないんです。
可愛いいとこたちと過ごす夏休みは、私にとってもとても楽しい時間となりました。
普段、なかなかゆっくり話すことのない妹とも、笑い話からちょっと人には言えないような愚痴まで沢山話せました。
ばあちゃんのおいしい手料理も沢山食べれました。
みんな、みんな、息子と私に協力してくれて本当にありがとう。
そして、来年は今回のメンバーで沖縄へ旅行に行く事が決定!
具体的な時期についてはまだ未定ですが、アクティブな妹と行動を共にすると、楽しい事が沢山!
次に会う時が楽しみです!