自閉スペクトラム症(ADHDあり)の息子との日々を記録します

息子は現在6歳、小一。ゆっくりではありますが、息子なりの成長を見せてくれます。大変な事も多いですが、楽しい事も沢山あり、毎日それなりに幸せに暮らしています

時間をかけて、ゆっくり丁寧に教えてやりたい(5歳7ヵ月)

小学1年生の教科書を初めて見て、その内容の難しさと、学習の進む速度に驚いた事を先日の記事で書きました。

 

takaramono.hatenablog.jp

 

簡単な足し算や引き算を一緒にしてきましたが、出来るようになるまで、とても時間がかかりました。

というか、すんなり理解できる事はいいのですが、問題はつまずいたときです。

その場合、どう教えてもなかなか理解できないのです。

 

例えば、足し算では、足す数字が6までだと、サイコロのマスをイメージして、すぐに足し算できるようになりました。

しかし、足す数字が7だったり、8だったり、6以上の数字になると、とたんにイメージができなくなり、足し算が出来ないのです。

 

自分の指を使わせたり、マスを10まで増やしたり、色々とやってきましたが、なかなか定着しないのです。

 

本格的な足し算は1年生でできるようになればいいと、焦らずにいたのですが、ただでさえも習得に時間がかかる息子。

 

教科書を見て、他にもつまづきそうな所は沢山あります。

 

だから時間がある今、特に大切な単元については、ゆっくり丁寧に教えておきたいのです。

例えば、いくつといくつ(数の分解)など、これからひっ算をするにあたり、しっかり理解しておいてほうが良さそうです。

 

今、1年生だと、曖昧にしか理解していなくても、そこまで時間をかける事も出来ず、次の単元に進んでしまうのです。

 

今が入学前で本当に良かった。

 

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今まで知らなかったけど、「特別支援教育」の指導者向けの書籍って沢山あるのですね。

一言で足し算といっても、指を使う方法、丸を書く方法、そろばんを使う方法と、様々な方法があります。

その子によって、どこに困難さがあり、どの部分を支援すると理解しやすいとか、

我が子が理解しやすい方法を探してやるのは、親の役目です。

 

小学1年の4月号から、ポピーを始めました。

 

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タブレット学習のような今っぽさはありませんが、「教え方のてびき」があるので、親がしっかり寄り添って、丁寧に教えることが出来ます。

 

苦手なところは、特別支援教育用のテキストやワーク、若しくは実際におはじきや積み木を使って、時間をかけて教える事が出来ます。

 

 

始めて1年、ようやく落ち着いて過ごせるように、色あそび教室(5歳7か月)

去年の7月から色彩知育教室に通っています。(以下、色あそび教室)

 

◆色彩知育教室とは◆

制作やお絵描きをする中で、自己肯定感を高める言葉かけを行い、見本や正解を用意しない自由制作で、考える力や想像力を身に付ける力、自他を認める力を養う教室です。

 

 

緊急事態宣言が出ていた時は、一時的にオンラインになったこともありますが、基本的には月に2回教室があります。

 

色彩が大好きな息子なので、好きすぎるが故の色へのこだわり、絵を描くことについてのこだわりなどが不機嫌やパニックを引き起こし、なかなか落ち着いて教室の課題に取り組むことができずにいました。

 

色あそび教室の流れとして、

課題に入る前に「理論シート」といってその日の課題が書かれている用紙に名前を書くのですが、

息子の場合、名前を書く際に、余白にお絵描きを始め、いざ課題が始まってもお絵かきが止まらず、止めさせようとしたらパニックになり機嫌が悪くなるというパターンが多い事に気が付きました。

 

「理論シート」は課題をする前ではなく、課題が終わってから書くように先生にお願いしてみました。

 そして、課題が終了する5分前に告げてほしい旨もお願いしました。

 

いつもエラーになるこの2か所を少し工夫することで、息子の様子が大きく変化しました。

 

まず、課題に入る前に大好きなお絵描きを中断させられていないので、すっと課題に入れる。その日課題に興味を持てる。

 

そして、集中している課題であっても、余裕をもって終了を予告しておくことで、気持ちの切り替えがうまく出来る。

 

小さな事ですが、1回の教室で2度あった「エラーが起こりそうな場面」がゼロになり、今までとは全う様子で、落ち着いて課題に取り組めるようになりました。

 

レッスンを落ち着いて受けるなんて、当たり前の事ですが、この当たり前がなかなかできなかったので、とても嬉しい出来事です。

 

ここにくるまで、1年…。

正直、息子が迷惑をかけまくるので、私はとても気を使い、教室に行くのがとても大変でした。

教室から「もうやめてください」と言われてもおかしくない状態だったと思います。

 

レッスンから帰宅すると、どっと疲れて、動けない日もありました。

この際、対面レッスンはやめて、オンラインに変えてもらおうかとも考えた事もありました。

 

それが、色あそび教室の先生がとても素敵な先生だったのです。

オンラインにすることで、私の心が休まるならそれでも良い。

(ある時、息子がスイミングに慣れるのにも2年ほどかかったという話をした事があったのですが)

「でも、もし、息子くんが、スイミングに慣れるのに2年かかったのなら、色あそび教室にも慣れるのに同じくらいかかる、息子くんはゆっくりなんだな、2年かかるんだな、と思ったら気が楽になりませんか」

と言ってくださいました。

 

 

確かに、この落ち着かない感じが永遠に続くのなら、対面レッスンは続けられないけど、いつか息子がこの環境に慣れて、落ち着いてレッスンを受けられる日がくるのなら、その日を目標に、今のまま対面でレッスンを受けさせたいと思いました。

 

その時くらいから、どうしたら、息子が落ち着いてレッスンを受けられるかを具体的に考えるようになりました。

その結果、上記の「2つの小さな工夫」に気が付きました。

もっと早くに気付いて上げれたらよかったな。

 

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息子は色あそび教室が好きすぎて、最近では、「今日は色あそび教室の日?」頻繁に聞いてきます。

色あそび教室には、電車にのって行くのですが、動物が電車に乗っている絵を書いて、「みんな色あそび教室にいく」など、普段から相当楽しみにしているよう。

 

それほど大好きで、楽しめる事が息子にあることが嬉しい。

ありのままの息子を受け入れてくれる場所があることが嬉しい。

 

 

毎回、教室の最後に、自分の作品について発表する時間があるのですが、息子はいつも「発表しない」と言ってきました。なので私が息子に変わって発表をしていました。

 

今日は、お母さんと一緒に発表しようと声をかけ、皆の前で「これは何?」とインタビュー形式で作品について質問してみると、息子もまんざらではなさそうに「これは、豚。これは猫」など、次々に答える事が出来ました。

 

 

少しずつの成長。

ジャンプやショートカットはありませんが、確実に少しずつ成長していることが、とても嬉しいです。

 

 

 

 

先取り学習(5歳7か月)

就学に向けて、あれこれ準備を進めています。

息子は支援級に行く事がほぼ決定していますが、それでもできる限り、普通学級に遅れを取らないようにと、今のうちにできるだけ多くの事を学習させてきました。

 

息子のお勉強のメインは公文です。

公文の国語は今年1月から始めましたが、確実に力が付くのを実感し、今月から算数も受講することにしました。

国語、算数プリントが一日5枚ずつと、なかなか大変です。

特に慣れるまでの間は、5枚するのに20~30分以上かかる日もありましたが、

慣れてしまえば、5枚を10~15分くらいでできるので、朝に算数をさせて、夜に国語をさせる。というスケジュールでやらせています。

 

こどもちゃれんじっも「ほっぷ」から続けています。

こどもチャレンジは、内容が簡単なうえ、量もとても少なく、とてもじゃないけど、これだけさせて入学というのはあまりにも無防備と感じます。(息子の場合)

 

あとは学研や七田のたしざんやちえなどの市販のワークもコツコツ頑張ってきました。

 

ほぼ年齢相当のワークはできていたのでさほど心配していなかったのですが、最近、ふと書店で「教科書ワーク」というものを見て、その難しい内容にびっくり。

 

この難しさなら、1年生の1学期か2学期で、既についていけなくなりそう…。

 

かなりショックでした。

 

就学までに残された10か月。何をどう学習させていくのがベストかを考えました。

色々考えた結果、今から1年生の教科書と通信教育をさせることにしました。

 

先取学習です。

進研ゼミやスマイルゼミは、タブレット学習で人気ですが、就学前のこの10か月は、教科書にそって、紙教材でしっかり学習させたいなと思い、ポピーを選択しました。

 

今がまだ6月で本当に良かった。

4月分からさかのぼって申し込みました。

なるべく早く追いつきたい一心です。

 

 

 

 

 

 

 

 

新しく始めたいこと(5歳6か月)

来年通う予定の放課後サービスを検討していて、

放課後デイサービスより、習い事をメインにさせたほうが良いのではないかという考えに変わってきました。

 

takaramono.hatenablog.jp

 

息子が今現在好きなこと、好きになったら、これからの人生が豊かで楽しいものになると思うものを中心にどんな長い事が良いのか考えてみました。

 

●ダンス

脳を鍛えるには運動しかないという本でADHDの人におすすめされている運動で、武道とダンスがありました。

 

武道とダンス、なぜ良いのか。

これらのスポーツは、同時に複数のタスクが必要となります。


武術は受けを考えながら、攻める
ダンスは音楽を聴きながら、体を動かすなど、次の動作を考えながら動く。

同時にふたつを考える「ディアルタスク」というものがあるが、
最近の研究ではこの「ディアルタスク」が、脳トレとして一番脳を活性化させると言われているそうです。

 

空手や合気道も検討したのですが、何せ衝動性の強い息子。

高度な技を身に付けたが為に、それを抑止できず、人に危害を与えるなどの可能性がゼロじゃないなと思い、空手は却下。

合気道は護身術ですが、礼儀が厳しそうで、息子にはハードルが高いか…。

それなら、比較的自由に動き回れるダンスのほうが息子に向いているのではないか。

 

ダンスは、みんなが動き回っているので、息子の多動が目立たないというメリットがあります。

 

ADHD の子供を集中させるために、登校前や、授業の直前にジョギングをさせて落ち着かせる方法がありますが、もしダンスが踊れたら、その場で踊って落ち着くことができて、とてもいいなと思いました。

 

何より動くのが大好きな息子。

どうせなら音楽に合わせてガンガン体を動かしたほうが息子はきっと楽しいはずです!

 

●英語リトミック

 

今息子が通っている保育園では月に2回ほど英語遊びの時間があり、息子はその時間がとても大好きなよう。

コロナ前に保育園に参観に行った時は、いつもそわそわ動いている息子がピタッと座って、先生に注目している様子を見て驚きました。

海外の色鮮やかな ピクチャーブックなどの楽しい教材、先生の大きな身振り手振りなどが息子にはわかりやすかったのでしょう。

 

日本語すら、まだまだ課題の多い息子なので、英会話と言うほど大それたものでなくても、息子が「楽しい!」と感じる時間を過ごすことができるのが一番大切だと思います。

 

●料理

 

何かを作ることが大好きな息子。

制作も大好きですが、料理も大好きです。

そして、私は、料理が出来る大人になってほしいと強く願っています。

 

現在コロナ禍で、オンラインで受けられるレッスンの種類がとても増えました。

 

 

人とのコミュニケーションに課題がある息子は、オンラインよりも対面のほうが、相手の表情や、今自分が置かれている状況が分かりやすいので、習い事の基本は対面ですが、オンラインのメリットを考えると、受けないのも勿体ないような気がします。

 

だから、対面である必要が比較的少なめの習い事の中に料理がありました。

オンラインで料理を習えるとしたら、私とふたり、自宅の慣れたキッチンで、息子が途中で離席してもいいし、なかなか楽しそう。

 

●体操

息子は未だに縄跳び、前回りができません。

どちらかというとお勉強を優先して、私も教えてきませんでした。

当然、出来る訳ないですよね。

これから体育の授業を考えると、多少はできるようになっていたほうがいい。

 

とは思うのですが、体操は定型発達の子供よりもかなりスモールステップで教えていく必要があるので、一般の体操教で、他の子供と一緒に練習していく事自体がとても大変な筈…。

今、スイミングを通わせているスポーツクラブにも体操教室はありますが、、、とても人気だけに、生徒数も多く、この中に混じって練習するのはちょっと難しそう。

 

民間の体操教室でマンツーマンレッスンというのもありました。

しかし、継続して習わせるには、コストがかかりすぎます。

(60分で5000円前後、これを週に1回?)

 

鉄棒や縄跳びといった今のレベルなら、本などを参考にして、私が自宅で教えれれるのでは???とも思います。

 

 

1週間ほど考えただけで、ざっと、これらの習い事が選択肢に上がりました。

 

 

早速、見学に行ったものもあります。

そしていくつかは、近日中に体験レッスンを受けます。

 

時間には限りがあります。

習い事にかけられるお金にも限りがあります。

それらを終えて、この中から、息子にとって有意義なものを選択してみようと思います。

 

 

 

 

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放課後デイサービスに思うこと(5歳6ヵ月)

来年から小学1年生になる息子は、児童発達支援は今年度で終了となり、来年度からは放課後デイサービスへと変わります。

 

ひとつの事業所が児童発達支援も放課後デイサービスも両方されている事業所さんもありますが、児童発達放課後デーだけされている事業所も結構多いので、放課後デイサービスに通う年になると選択肢がぐぐっと増えます。

 

それにあたり、来年度息子が通う放課後デイサービスの事業所の見学を始めました。

 

ママ友や相談支援事業所さんの評判の良い、放課後デイサービスを探して見学に行くのですが、結構、適当にやってる所が多いなというのが正直な感想です。

 

児童発達支援事業所の見学の時も思いましたが、療育に携わる指導員の多くは普通の人、つまり素人です。


保育士さんはたまにいますが、療育の専門的知識を持っている人は殆どおらず、単に自分の子供が障害児だったとか(まだマシな方)、明らかに、底辺労働者?と思わざるを得ないような人が結構いるように思います。

 

実際に介護福祉スタッフや放課後デイサービスのスタッフ、清掃作業などは、いつも沢山の求人を見かけます。
それだけ激務で、入れ替わりの多い職場なのでしょう。

 

先日見学に行った放課後デイサービスは、運動に特化した事業所でした。

幼児ばかりの児童発達支援事業所とは違って、小学校1年生から高校3年生までの支援が必要な子どもたちが集まっているので、障害が重めの子が多いなという印象でした。

 

指導責任者のお方はきっちりした人でしたが、個別の介助を必要とする子供に付き添っている大人の多くが、茶髪カラコン、派手なネイルなど、子供に教育的な立場で携わる人とは到底思えないような人でした。

 

そして、見学の最後に指導責任者の人に言われた一言。

「子供を叱ることがあるけど、いいですか?」

????


どんな時に叱るかというと、本来それをする能力があるにも関わらず、
怠けたりふざけたりして、それを行なおうとしない時など、1人がふざける他の子も真面目に取り組まなくなるので、そういう時は厳しく「コラっ」などという言葉で叱るそうです。
すると半年ほどで、真面目に取り組むようになるそうです。

 

叱る!?ないないないない!

発達障害児の親や教育者向けの本で「発達障害児を叱らない」って、本当によく見かけますが…、指導員が叱るとは!!!

 

私は息子と接するにあたって、「叱らない」ということを極力心がけています。

ADHDの息子は、よくふざけます。
目の前の課題に真面目に取り組まず、歌を歌ったり、独り言を言ったり椅子をガタガタさせたりします。

でもそれは息子が怠けているわけでも、目の前のことをする能力がないわけでもありません。

ADHDという障害ゆえに、目の前のことに集中できないからなのです。
ADHDはそういう障害なのです。


だから、目の前の課題に取り組まない時は、叱るのではなく、集中して取り組めるように工夫する必要があるのです。

 

学校では教師に叱られ、療育先でもふざけていると叱られ、自分はなんでダメなんだろうと二次障害を引き起こしてしまうのです。

 

療育に携わる指導者がADHDの子供がふざけるからといって叱る。

なんて障害に対する理解の低さ、知識の乏しさ。
こういう人が放課後デイサービスの指導責任者になっているのが現実なのです。

 

このごろは、数多くの放課後デイサービスが、ひしめき合っています。
障害を持っている子供の親は、少しでも子供ができることを増やしたい、子供の能力を伸ばしたいと必死で、放課後デイサービスがいいものだと信じて通わせようとしています。

でも、多くの放課後デイサービスは、親が期待するほどのことはしてくれておらず、お預かり程度のことしかしてくれていないところが多いのではないでしょうか。

 

放課後デイサービスとなると小学校まで子供を迎えに行ってくれ夕方に自宅まで送り届けてくれる、そういう一見ありがたいサービスもしてくれているところも多くありますが、そうなるとますます放課後デイサービス内での様子を親が見ることが出来ません。


もしかしたら、ずっとお菓子を食べさせているかもしれないし、ずっとテレビを見させ続けているだけかもしれません。
子供同士が喧嘩をしてるかもしれないし、自分の子供が指導員に怒鳴られているかもしれません。

 

私は息子の貴重な時間を、このような事業所に預けることが怖くなりました。

 

だから、どうしても通わせられる放課後デイサービスをさがすというより、自分が「ここは息子にとってプラスになる!」と確信できるところがあれば通わせますが、そうでなければ通わせない。

確信できる事業所が、ひとつもなければ、どこにも通わせないという事です。

そしてもし納得出来るところがあったとしても、送迎はお願いせず、自分がが送迎する。(それによってある程度、中の様子を見ることが出来る)

 

という事に決めました。

 

息子は2歳半の頃から、特別支援教育及び行動療法を専門にされている臨床心理士の先生のABAを週に1~2回受けていてます。

早いものでもう3年も経ちます。
沢山の問題行動がありましたが、全て、芽の小さいうちに摘んでしまい、問題を大きくせず、対処することができました。


親の私も息子に関する様々な岐路に立った時、先生に的確なアドバイスをもらい正しい道を選択できたと思います。

 

だからこそ、適当な放課後デイサービスに驚きと憤りを隠さずには得られません。


放課後デイサービスが良いものだと信じ、貴重な子供の時間を割いてそこに通わせている親が本当にたくさんいます。

 

※もちろん、すべての放課後デイサービスが、そうだとは思いません。

素晴らしい療育をしてくださっているところもあると思います。数は少ないですが。

 

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障害に気付いて3年、母の気持ちの変化(5歳6か月)

息子の障害に気が付いて、3年が経ちました。

最初の1~2年は気持ちに余裕がなく、常に息子のことで頭がいっぱいでした。

寝ても覚めても障害のことばかり、息子のこと以外は考えられませんでした。

そんな私も1年くらい前から、少しずつ気持ちに余裕ができ、息子のこと以外のことも考えられるようになりました。

 

それと同時にこのブログの更新頻度も減ってしまいました。

 

でも、息子の成長を振り返った時、記憶が曖昧で思い出せないことが数多くあります。

そんな時、このブログが役立つことが何度もありました。

なので、更新頻度は低くても、できるだけ育児記録、成長記録として、残しておきたいと思います。

 

【保育園での様子】

コロナ前は月に1~2回、保育園での様子を参観することができたのですが、このコロナ禍で、保護者が参観する機会が全くなってなくなってしまい、どのように過ごしているのか自分の目で確かめることはできていません。

息子のABAの先生が、何がどのくらいできているかを細かく確認するチェックプリントを作って下さり、それを保育園の先生にチェックしてもらいました。

そのチェックプリントと保育園の先生のお話によると、一斉指示はほとんど通らず、一斉指示の後、個別での指示が必要なようです。
そのため、加配の先生なしで過ごせることはほとんど無いようです。

チェックプリントによると、私が思う以上に出来ないことが多く、少しショックを受けました。

 

【家庭での様子】

今までとは比べ物にならないほど、落ち着いて過ごしています。
まず癇癪がほとんどありません。
そして、親を叩くこともまずありません。
(保育園ではごくたまにですが、まだ手が出ることがあるようです)

 

理由は、

泣きの要求に応じないようにした事、

気持ちの切り替えができるようになった事、

言語によって自分の要求を伝える事ができるようになった事が大きな理由だと思います。

 

 

【勉強とABA】

ABAで学ぶ課題はほぼ終わっており、このごろは就学に向けてのお勉強がメインになっています。


ご褒美にお菓子を使うことも随分減りました。

 

今年1月に通信教育で始めた公文の国語。
最初は毎日5枚のプリントをさせるのがとても大変でした。
なかなかやる気スイッチが入らず、10分以内でできるはずのプリントが20分以上かかる日も多かったです。

最近はわりと短時間でできるようになり、プリントも自分でやり進められる事が多くなりました。
(日によっては集中できない日もまだまだあります)

 

日々の積み重ねとは本当にすごいもので、なぞり書きしか出来なかったひらがなも、今ではスラスラと書き、カタカナも書き順が違うことはありますが、スラスラ書きます。
音読もとても上手になりました。

 

毎日40分から60分充てているお勉強に少し余裕ができたので、公文の算数も始めようかなと思っています。

 

【好きなことが明確に】

息子は絵を描くことが大好きです。
以前から絵を描くことが好きなんだろうなと思ってはいましたが、最近はなかなか上手だなぁと我が子ながら感心することもあります。

 

家にいる時は絵を描いている時間が多く、その時間は息子がリラックスできる大切な時間だと思っています。

 

絵については、保育園や療育先でも褒めていただけることが多く、苦手なことが多い息子ですが、大好きなことや、得意なことがあって心から嬉しく思っています。

 

障害がわかった当初、とても辛くて、悲観的にしかなれませんでした。

私が想像していた息子の将来が、あまりに大きく違うものになりそうな事について、簡単には受け入れられませんでした。

 

でも、この頃、考えが少し変わってきました。

息子の将来は私が想像していたようなものとは違っても、

息子が楽しく幸せに過ごせたら、どんな人生でもいいと思うようになりました。

人とは違っても良いし、人にどう思われても構いません。

 

でも、そのためには、好きなことが必要不可欠です。
画家になったり、展示会を開いたり、そんな大きな事を望んでいるのではなく、ただただ、息子が夢中で取り組める事がある事がとても嬉しいのです。

 

そして息子の障害に気が付いてから通い始めた心療内科

夫にも不満が多く不仲でしたし、精神的に不安定になる事が多く、抗うつ薬抗不安薬を3年間飲み続けました。

でも、今の私には不要だと感じ、通院も内服もやめました。

 なくても全く問題なく過ごせています。

 

 

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アンパンマン卒業、違うものへの興味・関心(5歳3か月)

1歳後半からずっとアンパンマンが大好きな息子。

 

アンパンマン おしゃべりいっぱい ことばずかん」に至っては、言葉を話し出す1歳過ぎくらいから使い始め、いつもこれで遊ぶから、ボロボロになって結局3回くらい買いなおしました。

単語は、ほぼ全てこの図鑑から教わったと言っていいと思います。

 


 

 

2歳、3歳、4歳のお誕生日にはアンパンマンミュージアムへ行きました。

本当は5歳のお誕生日もアンパンマンミュージアムに行きたかったのですが、コロナが流行している去年のお誕生日は行けませんでした。

考えてみると4年くらいアンパンマンが好きだったことになります。

 

4年もアンパンマンが好きだったら家の中はアンパンマンのおもちゃだらけ。

アンパンマンの服はサイズが100までしかなく、110の息子のサイズはさすがに殆どありません。

アンパンマンって3歳ぐらいまでが対象ですから当然です。

 

だから小学生になってもアンパンマンが好きだったら、ちょっと考えものだなぁと頭を悩ませていました。

 

他の物にも興味が移るように、工夫をしてみましたが効果はありませんでした。

そもそも息子はADHD なので、一つのことに集中することが難しく、例えば絵本を読んでも自分の興味のないものをじっと座って聞き続けることができません。

 

そんな息子の興味を移したきっかけはディズーニーのドリームスイッチという寝る前に使う子供用のプロジェクターでした。

寝る前の真っ暗な部屋の中でプロジェクターから映し出される映像以外は何も見えない環境で、最初はさほど興味がなかったキャラクターやお話に興味を持つようになりました。

 


 

 

そのタイミングで、大好きだった「アンパンマン おしゃべりいっぱい ことばずかん」のディズニー版を買い与えると、作戦は大成功し、ディズニーが大好きになったのです。

 


 

 

ディズニーはアンパンマンほど、おもちゃの種類はありませんが、アンパンマン以上にお話の種類は豊富です。

プロジェクターには沢山のお話が入っているのですが、最初は毎日プーさんばかりをみていました。

ですが、最近はジャックと豆の木赤ずきんちゃん等、他の話にも興味が出てきたようです。

 

限られた狭い範囲たけでの興味だけではなく、もっともっと広く、興味・関心を広げ、より人生を楽しく、より好きな事を多く、そしてそれらを人と共有できるようになって欲しいと願っています。

 
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