自閉スペクトラム症(ADHDあり)の息子との日々を記録します

息子は現在6歳、小一。ゆっくりではありますが、息子なりの成長を見せてくれます。大変な事も多いですが、楽しい事も沢山あり、毎日それなりに幸せに暮らしています

明るく生きていこうと思う ~子供が発達障害なのは不幸なのか~

私が息子を生んだのは39歳の時でした。

不妊治療の末に授かりました。

 

結婚が遅めで、独身時代はとても孤独だと感じていたため、結婚も出産も本当に幸せでした。

特に、息子を生んでからは、これまでモノクロだった人生が鮮やかな色のついた人生に変わったと感じました。

 

息子よりも小さい子供を見ると、息子にもこんな時があったなと懐かしく思い、息子よりも大きい子を見ると、息子もこんな風になるのかなと微笑ましく思い、この世の中の様々なものを優しい目で見られるようになりました。

 

そんな幸せな日々を送っていましたが、息子が自閉症スペクトラム(疑い)ということがわかった時は…一気に地獄に突き落とされたようで、本当に辛くて苦しかったです。

何もする気になれない、何をしていてもそのことが頭から離れない、夫とも話したくない、友達とも会いたくない。夜も眠れない。やり場のない怒りが込み上げてくる。

息苦しさが続き、自律神経失調症にもなりました。(現在は薬を服用中です)

 

息子は将来自立(自活)できるのか。

私たちが死んだ後はどうなるのか。

正直なところ、世間体も気になりました。自分の友達やママ友とはこれからどうするのか。

もう誰にも会いたくない、子供とふたりきりでずっと殻に閉じこもっていたい…など。

 

だけど、そんな嘆きの気持ちは長くは続きませんでした。

というより、続けられませんでした。

だって、息子は今まで通り、何一つ変わることなく、私の隣でニコニコと可愛らしい笑顔を見せてくれるのです。

 

「嘆いている暇などない、この大切な息子が自活できるように今できる最大限の事をしよう」

少しずつですが、そんな風に思えてきました。

 

ちょうど、その時に興味を持ち始めたABAに効果が期待できそうなこと。

そして、その専門家に直接ホームセラピーをしてもらえることなどが、私の気持ちを明るい方向に導いてくれました。

 

takaramono.hatenablog.jp

 

健常児を育てている人から見ると、子供が発達障害ということは不幸にみえるかもしれません。

 

ですが、実際に我が子が発達障害(疑い)ということが分かっても、自分たちが不幸だとは思わないのです。

 

毎日大変なのは事実なのですが、我が子のゆっくりながらの成長が嬉しく、息子との日々がとても楽しいのです。

 

息子が発達障害であることは悲しい。

だけど我が子が宝物であることには変わりはありません。

 

これから息子と共に乗り越えないといけないことが沢山あると思います。

でも、楽しい事や嬉しいことも沢山ある。

やりがい・達成感もきっと沢山あるでしょう。

だから私は明るく生きていこうと思います。