丸が書けるようになった!興味のあることでやる気を起こさせる
アメリカの動物学者であり、自閉症を持ちながら画期的な家畜施設を設計し成功を収めたテンプル・グランディンの著書「自閉症感覚 かくれた能力を引きだす方法」という本に下記のような一文があります。
”やる気を起こさせる
ー 例えば電車に関心がある生徒なら、色々な科目で電車をテーマにします。
歴史の授業では鉄道の歴史の本を読ませ、算数では問題に電車を取り入れ、理科では現在と過去に電車がり利用していたさまざまな動力について話し合いましょう”
とあります。
息子はまだ2歳なので歴史や算数などはありませんが、苦手な事の練習には、なるべく息子が興味が持てる物を絡ませながら練習をしてきました。
息子が好きなのは、昆虫・海の生き物・果物 ・アンパンマンです。
以前の記事でも、線を引く練習で、息子の好きな昆虫を右と左にふたつ書いて、その間を線で結ぶというやりかたで、線が引けるようになった事を書きました。
今回は、その応用で、丸を書く練習です。
↑3日ほど前
↑ 昨日
毎日やっていると、少しずつ上達していきます。
1.最初は一緒にクレヨンを握って「あんぱんまんに丸をつける」と言いながら、
2.次第に親の手は添える程度に弱める
3.クレヨンの進ませ方が違う場合は、親が手を添え正しい方向に導く
4.最後には一人で
線の時と同じ手順です。
今では、白紙に「丸書いて」というだけで、いびつながら丸が書けるようになりました。
2か月前まではお絵描きに興味が持てず、全くしようともしなかったので感激です。
息子の好きなアンパンマンや果物・昆虫をテーマにすることで、興味を引き寄せることができたんですね。
その他に、家庭療育でこんなこともやっています。
クレヨンで赤・青・緑・黄色などの小さな丸を書いて、その丸の上にカラーシールを張る。
大きくはみ出た場合は張り直しさせます。
カラーシールはダイソーで100円です!(本当にありがたいですね!)
こちらも同じ要領で、0~9までの数字をクレヨンで書き、その上に数字のシールを張らせるマッチングです。こちらのシールもダイソーにて購入しております。
そして…
食事の用意をするので、この塗り絵(塗る前)と黄色いクレヨンを手渡して、「ぬりぬりしておいてね」と私は席を離れたのですが、なんと、息子は花と葉っぱの部分の色を塗り分けていました。
定型発達の子供さんなら、当然の事かもしれませんが(笑)息子が一つの絵を塗り分けたのが初めてだったので、とても嬉しく思い、ついブログにご紹介させていただきました。
家庭療育って時間も手間もかかって大変です。
息子はできないことが結構多いのですが、教えたら出来ることもかなり多いです。
何か新しいことができた時の喜びは本当に大きく、また頑張ろうと思えます。