自閉スペクトラム症(ADHDあり)の息子との日々を記録します

息子は現在6歳、小一。ゆっくりではありますが、息子なりの成長を見せてくれます。大変な事も多いですが、楽しい事も沢山あり、毎日それなりに幸せに暮らしています

心配していた運動会、人にどう思われてもいいと思える強い心を持ちたい

今日は息子の通っている保育園の運動会でした。

息子にとっては2回目の運動会です。

 

半年ほど前にあった音楽会では、ステージの上で終始泣き続けていたということもあり、今回も嫌な予感はしていました。

 

ここ最近は毎日のように運動会の練習をしていたようですが、息子はダンスの練習でも踊らない、競技の三輪車にも乗ろうとしないなどと保育士さんから聞いていたので、何とか泣かずに先生に手を引いてもらいながらでも参加できたら、それでOKかなと思っていたのですが、、、

 

運動会は園庭で行われるのではなく、民間のグラウンドを貸し切って行われました。

去年も来ているので、息子にとって初めての場所ではないのに、車から降りたとたん不機嫌になり「ママ、だっこして」と言って歩こうとしないのです。

何か嫌な空気を察知したのでしょうか。

 

ここで不機嫌になると、上手く行くものも上手く行かなくなると思い、抱っこしてグラウンドに入りました。

通常、ここで親は保護者席へ、子供は子供の席に集まりますが、息子は大泣きして私から離れようとしません。

歌を歌ったり、シールを出して遊んでみたり、少しグラウンドの端っこを散歩したり、色々と試みますが、結局泣き止まず、開会式には私が抱っこして参加することに(涙)

 

開会式は、1歳児はみんな親と一緒に参加していましたが、2歳児はみんな親とは離れて参加していました。

親が抱っこして参加しているのは息子だけでした。

 

開会式が終わっても泣き止まず、先生が「どうしますか?親と一緒に保護者席に連れて行ってもいいし、泣いていても預かることもできます、抱っこしときますよ」と言ってくださいました。

 

保護者席に戻して一旦落ち着いたとしても、プログラムに参加する前に、私から離れたらまた泣くだろうと思ったので、先生には申し訳ないですが、上記の理由で預かってほしいとお願いしました。

 

そして、その後、かけっこやダンスなど2歳児のプログラムが2つありましたが、息子は先生に手を引いてもらって走ったりもしましたが、ほとんど先生に抱っこしてもらったまま参加しています。しかもまだ泣いています。

 

ちなみに1歳の時は、すべてのプログラムが親子参加となっていました。

そのため、息子は泣いたりすることもありませんでした。

 

…この先この子はどうなるんだろう。

自宅では、比較する子供がいないので、息子の小さな成長を純粋に喜べたのですが、こうして同じ年の子供と並ぶと、その差は想像以上に大きいと感じました。

他の子供は踊ったり、かけっこしたりしているというのに、我が子はというと…本当、泣きたかったです。

 

2つのプログラムを終えると、後は親子参加のプログラムのみとなるので、2歳児は全員保護者席に戻ります。

息子も戻りました。

先生は、「靴に石が入っていて、それが痛かったみたいで、石を取ると泣き止みました」とは言ってくださっていましたが、あれだけ泣いていた原因は石だけではないと思います。

 

保護者席に戻ってきた息子は、ほっとしたのか、場の雰囲気に慣れてきたのか、急に機嫌がよくなり、その後にあった親子参加のプログラムでは泣かずに、抱っこもねだらず、私が手を引いて走って、ゴールすることが出来ました。

 

自由参加のドーナツを食べるプログラムにも参加し、こちらもほぼ他の子供と同じように参加することが出来ました。

 

この上手くできた2つのプログラムが救いで、これがなかったら、相当落ち込んでいたと思います。

 

閉会式では、先生に預けても大丈夫かなと少し期待しましたが、やっぱり私がいないと走って逃げようとするので、結局、閉会式も私と参加しました。

 

閉会式では私達以外にも親と参加している子供もいて、内心ほっとしてる自分がいました。

 

音楽会や運動会、これからも沢山あります。

小学校に上がると、ご近所さんや知り合いも沢山います。

小学校では、授業参加などの行事もあるでしょう。

 

これからも大勢の人の前で、人の視線が気になる時が沢山あると思います。

でも、「人にどう思われてもいい」

そう思える強い心を持ちたいと感じた一日でした。

 

 

 

 

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