【息子の他害①】原因と対策、色々と試してみたがゼロにはならない
息子は以前から親に対しての他害がありました。
バシバシと何度も叩いてくるわけではありませんが、これはとても困った問題で、原因や対策について、ABAセラピストさん(臨床心理士)に、常に相談し、頭を悩ませてきました。
息子が叩いてくる原因
1.適切な言葉で伝えられない時
2.現在、自分がしている事を否定されたことによる腹立ちややりたくないことを強要されたことによる腹立ち
3.ボタンがあれば押してしまうといったような意味はないが衝動性からくるもの
大体、これらの3つの原因から、叩いてくるようです。
問題行動に対しての対応法
1.出来る限り予防
例えば、叩こうとする手を素早く掴み、叩いてくるのを阻止する。
なるべく叩いてくるシチュエーションを作らない
予防できれば、それに越したことはないですよね。
2.叱らない
万が一、叩いてしまったとしても、叩いたことに「ダメ」など叱らない。
息子の場合、「ダメ」などと叱ると、その反応を楽しむようになりました。
叱る前は叩く回数が1日2回くらいだったのが、「ダメ」と叱る、1日10回くらいまでに激増しました。
3.適切な言葉で言い変えさせる
例)息子「牛乳ちょうだい」→私「ないよ」→息子「バシッ(叩いてくる)」
この場合は、叩くのではなく、「残念」とか「がっかり」と言葉で言えるように
例)メガネを叩いて取ろうとする
これは、衝動性が原因となっているそうで、例えば、ボタンがあれば押してしまうというのと同じ原理で、顔に付着物があると衝動的に取ろうとしてしまうのではないかとの事でした。
この場合は言葉で「メガネ取って」と言えるように
4.反応しない、注目しない
例)寝かしつけの時に起き上って遊ぼうとする息子に対して、
私「ネンネするよ」と →息子「バシッ(叩いてくる)」
この場合は、反応しない、注目しない、つまり無視する。
これらの対応をしていた結果、実際に叩いてくる回数は減りました。
「メガネ取って」とか「もっと遊びたい」など、適切な言葉で言えることも増えました。
しかし、叩いてくることはゼロにはならず…。
一時は「タイムアウト」も検討しましたが、
「叩いてくる事=イヤ、残念、もっと遊びたいなどの息子の意思表示」
でもあると考え、タイムアウトは保留にし、様子を見ることにしました。
※タイムアウトとは
アメリカで長年使われてきたしつけ法。
子どもが問題行動を起こしたときに、子供を特定の場所に一定時間座らせることを言います。