自閉スペクトラム症(ADHDあり)の息子との日々を記録します

息子は現在6歳、小一。ゆっくりではありますが、息子なりの成長を見せてくれます。大変な事も多いですが、楽しい事も沢山あり、毎日それなりに幸せに暮らしています

効果のあるABAホームセラピーをしたい

ABAセラピーにおいて、息子は非常に飽きやすく、目新しい教材や好きな教材がある時は、じっと座って課題に取り組むことが出来るのですが、自分が嫌いな課題は離席しようとしたり、注意が逸れて遊びだしたりする傾向があります。

そのため、私がABAを始めたときから、行き詰まる事がよくありました。

 

行き詰まり解消のため、1か月ほど前にもABAセラピストさんにペアレントレーニングをお願いしました。

 

セラピストさんに見てもらった結果、私のやり方やそもそものABAの認識など、間違っていたことが多々あることが分かりました。

 

takaramono.hatenablog.jp

 

私は、毎日合計80分のABAセラピーを行っていますが、間違ったやりかたでやっていたのでは意味がありません。

どうせするなら、正しいやりかたで効果的なセラピーにしたいと思い、今月もペアレントレーニングをお願いしました。

 

結果、受けてめちゃくちゃ良かったので、自分自身の備忘録も兼ねて記事にしておこうと思います。

 

 

【導入】その時、興味のあるもの・欲しいものをテーブルに置いて引き寄せる

 

まず、セラピストさんの前で、毎日行っているようにやってみることになりました。

まずは着席させるところからです。

 

最近、我が家ではセラピー用に新しい教材を増やしたこともあり、何かと息子は教材を収納しているクローゼットに行こう、行こうとし、なかなか着席しません。

 

いつものように、好子のお菓子で着席させようとしていたところ、セラピストさんが、お菓子じゃなくても、好きな教材を息子に選ばせて、それで興味を引き付け、着席させる方法もありますよ、とのこと。

 

息子が興味を持った教材を出して、「これする?」と椅子に誘導するとすんなり着席しました。

 

息子は、ばあちゃん作ってくれたボタン止めの教材を選びました。

 

f:id:Imama:20180927111934j:plain

 

 【動作模倣】お菓子の効果がない時は他の好子を使う。

普段は、このボタンを留めるということを練習させ、終わると好子を与えていたのですが、興味を持っている教材(今回はこのボタン止め)は、好子になるそうで、例えば、模倣1~5回程度させてる毎に、ひとつを手渡し、ボタンを留めさせるという方法。

 

息子は特に模倣が嫌いなようで、模倣させようとすると、離席しようとするので、模倣2~3回につき、お菓子をひとかけら与えていました。

それでも、離席しようとする姿が目立ち、その都度、お菓子で引き寄せてはいましたが、そもそも、好子のお菓子にも少し飽きつつあるそうです。

 

ボタン止めの教材以外にも、お気に入りのパズルや沢山のピースがあるものは好子になる場合があるそうです。

今回のセラピーで、好子として使用したのは、

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

森のどうぶつパズル[本/雑誌] (児童書) / 幻冬舎エデュケ
価格:1620円(税込、送料別) (2018/10/5時点)

楽天で購入

 

 

 

 

 この2つを使用しました。(ピースが多くおススメです)

1ピース渡すごとに、動作模倣1~5個程度。(息子の様子を見ながら)

 

【分類・音声指示】指示は1回か2回まで

動物・海の生き物の分類分けをしました。

教材に飽きつつあるのか、一旦箱にいれた動物を取り出して遊んだり、明らかに気が散っています。

 

そんな時についつい私は「こっちに入れて」「ぞうさん、こっち」など5回くらい指示を出してしまっていたようです。

 

このように指示が多いと、息子からすると、またママがギャーギャー言っている、と思い、指示を聞き流すようになってしまう。

だから、指示は1回か2回まで。

 

【塗り絵など】選択肢を与える

 

一時、塗り絵も大好きだったのですが、飽きたのか?ある時からピタっとしなくなりました。

そんなときはクレヨンやペンなど選択肢を2~3種類用意し、選ばせる。

自分が選択したものはモチベーションが上がるそうです。

課題そのものを選択させるのも良いそうです。

 

上記以外には、半分は私が塗って「あとこれだけ塗ろうね」とスモールステップで。

 

また、お菓子など好子を近くに置き、「これ塗ったら食べようね」と促す。

 

それ以外にも、気乗りしていない課題の時には、わんこそばのように好子をこまめに与え、気を引き付き続ける

 

今日、セラピストさんが帰られた後、上記の事を守り、セラピーを行ってみましたが、もう全然違う!ビックリするくらいに!

 

アレントレーニングを受けた後の変化

 

1.いつも離席しまくる模倣中も殆ど離席しない

2.息子が集中して課題に取り組んでいるため、いつもの40分をオーバーし50分間できた

3.通常40分のセラピーで1回、2回休憩を入れるが、今日は1回のみ。

4.最近しなくなっていた塗り絵もした。

 

息子は飽きやすい性分なので、教材はもちろん、好子もやり方も変えないといけないということがよくわかりました。

 

私のセラピーも初期よりはマシにはなり、何とか日々80分行ってはいたので、ペアレントレーニングはなくてもいいのかな?とも思ったりもしましたが、やっぱり受けてよかったです。

 

今日はペアレントレーニング以外に粘土を使用した、PRT(遊びスタイルのABA)もお願いしました。

DTT(お勉強スタイルのABA)については本などもかなり多いのですがPRTについては本なども少ないように思います。

こちらは後日 記事にしたいと思います。

 

 

 

 

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村